鼠径ヘルニア手術実施

 鼠径ヘルニア手術を3月12日(金)に行った。

 昨年12月頃からちょっと下腹部の膨らみが気になっていた。
 別に痛みもないし、触ってみると柔らかい感触でコンニャクに触る感覚である。
 でも今年1月くらいから少しその膨らみが大きくなっているように感じて少し不安になった。

 ひょっとして前立腺がんの悪化によるものではないか、との心配である。
 今年2月4日(木)に国立がん研究センターに電話してみた。
 泌尿器科の看護師さんと話して、もし柔らかい膨らみであれば、前立腺というより鼠径ヘルニア(昔は脱腸といっていた)の可能性があるから、近くの外科病院で診察を受けてみてはどうか、と言われた。
 脱腸といえば、私は物心がつく前に脱腸の手術を受けたことがあるので、左下腹部に丹下左膳の目の傷と同じようなカタカナのメの形の手術跡があった。
 早速インターネットで調べてみた。
 すると私の症状にピッタリの説明が鼠径ヘルニアの項目にあった。

R3-3-14R1 1鼠径ヘルニアの概要.jpg
         図1 鼠径ヘルニアの症状の概要

 検索して出てきた病院が新宿外科クリニックで、鼠径ヘルニアをかなり扱っているようなので、そこに電話してみた。
 話をしてみると、鼠径ヘルニアの疑いがあるから一度診察を受けに来てみてはどうか、とのことで、2月12日(金)15:00を予約した。

 当日は午前中にボーリングを4G した。
 今は緊急事態宣言継続中なので、所属しているボーリングクラブ自体は活動延期だが、数人のクラブ員が自主的に練習していた。
 そのうちの懇意な人にその日の午後に診察を受けることを言った。
 するとその人の知人で鼠径ヘルニアになった人がいるらしく、もしそうであったとしても弱くなったところをプラスチックの網状の膜で補強する簡単な手術だと言った。

 その日の午後に同クリニックに行った。
 JR新宿駅南口から甲州街道沿いに歩いて10分くらいのところにあった。
 受付で消毒をして、まず額に温度計を当てて、温度が36度であることを確認された。
 それから問診票を書いて提出した。
 次に医師の問診を受けて、超音波検査をするように言われ、その検査を行った。
 下腹に力を入れた時に、内部から腸が出てくる様子が観察できた、というか見せられた。
 また、心電図、血液検査を行った。

 その後再度診察を受け、超音波検査から間違いなく鼠径ヘルニアである、とのことであった。
 このままほっておいても構わないが、万一膜が破けた場合には痛むことがあるから、手術した方がよいと言われた。
 この時に小さい頃に脱腸手術を受けたことがあるというと、では再発ですね、ということだった。
 また、左側に出たものが右にも出ることはあるか、と聞いたら、可能性としてはある、とのことだった。

 さてどうしようか、と思った。
 しばらく考える時間を、とも思ったが、考えても手術するかしないか、いつするか、ということである。
 ボーリングすることも結構下腹に力を入れることがあり、ほっといたら膜が破れてしまうかもしれない。
 では手術、ということになるが、今すぐか先に延ばすか、である。
 今すぐに、というのは寒い時期なので、皮膚によくないと思った。
 3月にしよう、ちょうど1か月だからということで12日(金)にした。
 後は手術の方法としてへその近くを切ってそこから内視鏡を使うか、下腹部に直接メスを入れるか、である。

R3-3-14R1 2鼠径ヘルニア手術の概要.jpg
         図2 鼠径ヘルニア手術の概要

 下腹部のメの傷跡を考えると、へその近くを切ってそこから内視鏡にすべきだが、遠くからの手術となると失敗する可能性が大きくなると思った。
 ここは患部近くを切ることの方が手術をするのが楽だし、失敗も少ないと思い、患部近くを切ることとした。
 クリニックから手術日の前の日からの過ごし方、手術後の症状等を記した資料をもらって帰った。

 この期間に何とかこの病気を治せないかと思った。
 家に帰って、クッションになるものを探したら、何もなかった。
 スーパーに行ってベビー用の紙おむつを購入した。
 この紙おむつを患部に当てて、少し圧力を加えてみたが、これくらいの圧力ではだめだった。
 でもあまり強烈に圧力を加えると、膜が破れるかもしれない。
 結局手術日まで治る様子はなかった。
 この間、息子に鼠径ヘルニアで手術することを伝えると、付き添おうか、という。
 手術は全身麻酔で30分くらい休んですぐ帰っていい、ということであるが、ふらふらして駅のホームから転落、という事態も想定しないといけない。
 息子は千葉県に住んでいて、緊急事態宣言でここ半年くらい帰宅していない。
 でも手術の立会いに戻ってくれるという。
 ありがたかった。
 前の日の夜遅くに息子は帰宅してくれた。
 また2日前にクリニックから電話があり、異常ないか確認の電話があった。
 前の日に買物に行き、野菜や果物を買い込み、当日の弁当も買っておいた。
 多分2、3日は手術後の痛みもあるだろうし、全身麻酔で体力低下しているであろうし、コロナ感染しやすいであろうから、自分でできる限りの危機管理対策を取っておいた。

 当日の朝食は抜くように、とのことであった。
 お茶は飲んでもいい、とのことで、いつもの黒豆茶を飲んだ。
 出かける時に息子が付き添ってくれた。
 どういう経路で行くか問われたので、東京メトロ東西線で東京まで行き、そこでJR中央線と説明した。
 都営地下鉄を利用すると、もっとクリニックの近くまでアクセスできるが、防災の観点で都営地下鉄は東京メトロより深いところが多いのでできるだけ避けるようにしている。
 南海トラフ地震の津波は東京でも2、3mあるらしいので、地下鉄は水没の怖れがある。
 地下深い駅の多い都営地下鉄はいざ地震の時に地上に出る時間がかかるから避けるようにしている。
 10時半に予約したが、電車の遅延等を考慮して、早めに出たがスムーズに新宿駅に着いて、10時にはクリニックに着いた。
 そこで、保険証、診察カードと現金5万円の入った封筒を渡した。
 費用は5万円以上かからないが上限額を預けて欲しい、と言われていた。
 一度手術前の診察を受けた。
 前回の血液検査、心電図等も異常なし、とのことで、何か変わったことはあるか聞かれたので何もないと答えた。

 それから別室で着替えて、下半身はパジャマのみでその上からガウン状の白衣型のパジャマを羽織った。
 左側の患部に黄色い丸のシールを貼った。
 患部を間違わないための確認シールである。
 診察台に上がると、名前を尋ねられた。
 最近は患者取り違えとかも起こるからであろう。
 それから、左手に血圧計と指の酸素を測定する機器を取り付けられ、右手から全身麻酔の点滴を受けた。
 しばらくすると気を失った。

 気が付いたら手術は終わっていた。
 控室に戻って、元の服に着替えた。
 飲み物はお茶かコーヒーのどちらがいいか聞かれたので、お茶というと緑茶が出てきた。
 またビスケットも1枚食べた。
 入ってきてから1時間くらい経っていた。
 しばらくして、もう一度手術後の診察があった。
 息子も一緒に聞いていた。
 気分はどうかと聞かれたので、少しフラフラする程度で、気分は悪くないと答えた。
 痛み止めの薬を3日分出すので、3日間は痛くなくても朝昼晩の食後に飲んでください、とのことだった。
 痛みが酷い場合には一緒に座薬を出しておくので、それを使って欲しい。
 ただし、1回使用したらその後は6時間おいて欲しい、とのことだった。
 何か聞きたいことがあるか、というので、この鼠径ヘルニアは息子や娘に発症する可能性はあるか聞いた。
 体質を受け継いでいるので、出ないとは言えない、とのことだった。
 ただ、この鼠径ヘルニアは小さい時に出る時は先天的なものがあるが、息子も娘も小さい時にそういう症状が出たことはないので、後は体質の問題のみであろう。
 息子は酒を飲んでも大丈夫かと聞くと、医師は酒を飲むと血のめぐりがよくなり、患部の痛みが出ることがあるから、2、3日は控えた方がいい、とのことだった。
 まだ少しフラフラしたが、間もなく受付を済ませて、息子と一緒にクリニックを出た。

 出る時は12時頃だったので、2時間弱で終わったことになる。
 終わったらすぐに昼食をとってもいい、ということで、帰宅してすぐに前日買っておいた昼食を摂った。
 すぐに薬を3錠飲んだ。
 この日の夕方からシャワーを浴びてもいい、とのことだったが、怖くてやめた。

 夕方頃から麻酔が切れ始めて、痛みがじわじわ出てきた。
 できるだけ外に出ないようにした。
 仙台の親戚から電話がかかってきた。
 大丈夫か、ということで、無事終了したが少し痛い、と言った。

 後怖いのは便通である。
 当日は朝トイレに行ってから出かけたので大丈夫だったが、翌日はさすがに怖かった。
 あまり力むと、また下腹が出てくるのではないかと心配した。
 2月の診察時に手術前後の心得資料をもらっていた。
 それには力むときに、下腹の患部に手を当てて行うとよいと書かれていた。
 次の日はさすがに怖くて、ウサギのフンみたいなもの1個だけだった。
 その日の午後にクリニックから電話がかかってきて、異常がないか聞いてきた。
 異常はないが、便秘になるかもしれなくて怖いというと、あまりひどいようだと1週間後の経過観察の時に薬を出す、とのことであった。
 2日目は勇気を出して力み、ある程度の量が出て、便秘の怖れはなくなった。
 また、頭がかゆかったので、夜にシャワーを浴びて、身体は湯を当てるのみとし、頭だけ洗った。
 その翌日は少しお腹を下し気味で、幸か不幸か力むことはなかった。

 1週間後の一昨日に再度の術後経過観察のためにクリニックに行った。
 患部を見ると、すでに傷口はふさがっている、とのことで、患部に貼ってあった透明の防水型のビニールテープをはがしてくれた。
 下にはまだ紙のようなものが貼ってある。

 これからリハビリとして、徐々に運動を再開してもよい、とのことで、腰を少しひねってみたりして傷口の痛みがあるかないか、等を試しながら少しずつ負荷を加えてみるとよい、風呂も入ってよい、とのことだった。
 帰ってその日の夜にはお風呂にも入ったが、カラスの行水程度にしていた。

 以上で私の鼠径ヘルニア手術前後の概要説明を終える。

 これから少しずつ下腹部に負荷を増やして、ボーリング等もゆっくりながらやっていきたいと思う。

R3-3-21R1 ボーリングのスコア.jpg
         図3 以前のボーリング(2019年12月)での最高スコア
           (1&2、5&6、9&10フレームは右手、3&4、7&8フレームは左手での交互投球)

-以上-

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