第4・5回ユニバーサルデザインまちづくりワークショップに参加
第4・5回ユニバーサルデザインまちづくりワークショップ(UD・WS:11/7(土)AM/PM)に参加した。
今回の本来の予定では10月10日(土)(10月9日夜に帰京した。) であったが、台風14号が関東直撃という予想があったので、延期になった。
(10月10日の夜にUD・WSのメンバーだったカナダ出身のS女史が近く帰国するとのことで、ネットでの「お別れ会」(Zoom)に参加した。)
延期により開催は義父宅にいる期間になってしまい、新幹線を使って上京した。
朝5時に起きて、まず前回WSの時に買った体温計で体温を測った。
35.3度であった。
最近はずっと35度台である。
洗面をし、朝食を軽く摂った。
マスクをかけて、近くのコンビニで毎日新聞、おにぎりと500mlのペットボトルのお茶を買った。
ローカル線、新幹線を乗り継ぎ、東京駅には9時前に着いた。
東陽町駅には9時過ぎに着いたので、近くの公園で新聞を読んでいた。
9時半過ぎに、江東区文化センターに行った。

図1 江東区文化センターの状況
会場受付で3班と言われた。
席について、ネームプレートを胸につけた。
私の班は私、視覚障害者のN女史、区職員のM1女史、Y女史の4名+α(ファシリテータの車いすのK氏と随伴者として、区職員H氏)であった。
今回は6つの班だった。
席についていると、資料が配布された。
プログラムの資料(裏に江東区文化センター周辺の地図)とアンケート用紙の2セットである。
プログラムや今回のまち歩きの行程等については末尾に添付する。
昨年までだと、この待ち時間を利用して、隣の人に話しかけるのがパターンであった。
しかし、今回も3密回避の関係からまずいだろうと空気を読んでしまった。
まもなくワークショップ(WS)が始まった。
あいさつでは江東区の担当者から話があった。
今回のWSは10月の台風による延期で申し訳ないと謝った。
続いて、区から委嘱された進行グループP社のM2女史が説明を始めた。
前回までのおさらいということで、医学モデル、社会モデルのことが再度説明された。
医学モデルでは身体障害者は社会生活が不自由でも我慢する、障害があるのだから仕方ないという従来から認識されている価値観である。
これに対して、社会モデルでは、身体障害者も普通の社会生活をおくれることは当然な権利で、もし社会生活が不便と感じるのであれば、それは社会のシステムが不十分だから、という考え方である。
ユニバーサルデザイン(UD)の基本的な考え方として、普通の人であろうが、身体障害者であろうが、同じ人間であり、その尊厳を守る社会及び社会システムでなければならない、ということである。
今回はUDを「情報」の面から考える。
一つの例として、この会場である江東区文化センターまでどうやってきたか、を考えてみるといい。
ここに来るのに慣れている人であれば、最初の時にどうやっていたかを思い出して欲しい。
電話を使って道順を聞いたか。
信号のどこを曲がったか。
案内板を探したか。
また、無意識の行動を意識して欲しい。
言葉に出してみるとよい。
UDのための方法として、UDトークというアプリ、手話通訳、音声データ、拡大コピー、点字資料等がある。
(筆者注:UDトークというのは、しゃべった言葉を文字に変換するアプリで、パソコンでもスマホでも使えるようになっている。会場には手話通訳2人がいたが、それ以外にもこのパソコン用UDトークアプリを使って、画面上でしゃべった言葉を表示していた。私もWS終了後にこのUDトークを調べてスマホにダウンロードしておいた。)
音声データとしては通常の音声データもあるが、UDトークの逆で、画面の文字をカメラで読み取ってそれを音声化することもできるソフトがあり、一例としてエンビジョンというソフトがある、としていた。
これは有料ソフトで、2万円くらいするそうである。
視覚障害者のN女史はこのアプリをサービス期間に5千円で購入していて、昨年のUD・WSで公園の表示板の文字をスマホで映して、即座にこのアプリを使い、音声データで示してくれたことがあった。
拡大コピーとしては弱視のK氏にこのUD・WSの資料A4をA3に拡大した資料を見せたが、あまり使い勝手がよくないようであった。
点字資料についても、画面の文字を点字に変換して、視覚障害者がそれを読み取る、ということもできるらしかったが、その機器の詳細は覚えていない。
次に「まちで得ている情報とコミュニケーションの方法」というタイトルで、聴覚障害者、視覚障害者、車いす使用者の順に、日常生活で問題となる点を説明してもらった。
聴覚障害者として、O女史が説明した。
先ほど話したUDトークは話している言葉を文字化できる。
聴覚障害者でも生まれつきの人は手話が必要である。
その他に難聴、中途失聴、高齢者難聴等がある。
会話の手段として、手話、筆談、空(そら)書きがある、とのことである。
この最後の空書きというのは知らなかったが、空中に文字を書くことで、筆談の空中形ということであった。
ここで、ジェスチャーによるクイズが出題されることになった。
昔NHKで連想ゲームだったかジェスチャーだったか忘れたが、それと同じ形式である。
お題をキャプテンが司会からフリップ(画用紙に文字が書かれている)で出されて、キャプテンがそのお題の内容を身振り手振りで回答者4人に当ててもらう、というもので、男チームと女チームに分かれて競っていた、と思う。
今回は各班から1人ずつ選抜された人が出てきて、その人が司会からフリップでお題を見せられて、それを自分の班の人に当ててもらうものであった。
私の3班ではファシリテータのK氏が私を指名して、私がこのキャプテン役を務めることになった。
フリップを見ると、「レジ袋はいりません。私はマイバッグを持ってきています。」というお題であった。
私は困ってしまった。
仕方ないので、腕から袋をぶら下げるようなポーズをして、それから腕でクロスしたバッテンマークを示してみた。
でも3班の誰もわからないようであった。
誰かが、空書きしてみて、というので、空中にレジと書いてみたら、「わかった、レジ袋不要だ。」という答えが出てきた。
ただ、その後に正解を見せられた時にファシリテータのK氏からマイバッグを持っていることが抜けていたね、と指摘された。
別のグループには「エレベータはそこにあります」というお題らしかったが、私は自分のお題のことを考えていて、別のグループのキャプテンがどういうジェスチャーをしていたかあまり記憶がない。
何か箱のようなものを表現していたような記憶はある。
この後、O女史が聴覚障害者の困った事例を話してくれた。
視野は広くなる。
でも車が近づいてきてもわからない。
レジで金額の表示がないところは困る。
病院の受付の呼び出しも困る。
いつか呼び出しされたのがわからなくて、ずっと待っていたことがある。
薬局の薬ができた時の呼び出しも困る。
今は事故が起きたら、ツイッターで伝えてくれるので助かる。
東日本大震災の時は困った。
会社にいたのだが、パニックになった。
メールで情報を送ってくれた人がいて助かった、とのことだった。
次に視覚障害者として、同じ3班のN女史が説明した。
彼女は生まれつき全盲ではなく、小学校までは少し見えていた。
今は全盲である。
歩行については、いつ全盲になったか、どういう育て方をされたか、どこかに出かけたいという意欲を持てたか、で異なる。
出かける前に準備をする。
白杖(はくじょう)が健全かどうかの点検をする。
歩行の際は白杖を左右に振る。
階段の時はスライドさせる。
目的地の地図を頭に描く。
角を確認する。
次に一人で行けるように、バス停や電車のホームの乗る場所等を覚えておく。
触地図もあるらしいのだが、どこにあるかわからない。

図2 触地図(立体地図の例)
地図を読み解く訓練もある。
視覚を触覚に置き換えることが大事になる。
エスコートゾーン、ホームドアはありがたい。

図3 エスコートゾーンの例

図4 ホームドアの例
点字ブロックには誘導ブロック(線状ブロック)と警告ブロック(点状ブロック)がある。

図5 点字ブロックの例
点字ブロックの上に自転車を置いたりしている人がいるとぶつかったりして困る。
東京オリンピック・パラリンピックのせいで、頭の中の地図がほとんど壊れた。
あちこちで道路工事等が行われていて、過去に行った経験が役に立たない。
視覚以外では聴覚で聞く。
記憶することや耳を研ぎ澄ます。
音響式信号機は青になっても鳴らない。
音響式のボタンを押さないといけないが、それを探すのも大変である。
音響が鳴っても、いろんな音でかぶると聞こえにくくなる。
匂いでラーメン屋さんとか花屋さんがわかる。
そういう店が記憶の中での地図の目印になる。
でも最近はビルの中に店舗があったりするので、匂いがわかりにくい。
皮膚の働きで、空気の動きがわかると、曲がり角がわかる。
人の声はマスクで聞き取りにくくなった。
自動改札機を探すのも大変である、と説明した。
この後、司会のM2女史よりN女史はこの資料をどのようにわかっているか、との問いがあった。
区報等はひも綴じにしてもらっている。
糊付けしたものは後で必要な部分を取り出せないので困る、とのことである。
(私は休憩時間にN女史と話していて、小さい頃からスキーをやっていた、と聞いた。どうやって滑るのか、と聞くと、先行する案内者がストックをカチカチ鳴らして、その音について行く、とのことだった。また、集合の待ち時間設定があった時に、どうやって時刻を知るのか聞いたら、腕時計のガラスが開閉式になっていて、中のアナログ式の長針、短針を軽くタッチしてわかる、とのことであった。また、私のWORDには読み上げ機能<文字を音読してくれる>がある。N女史にこのWORD音読を延々とすれば時間が無駄になるが、どうしているか、と聞くとキーワードを検索してそこに飛ぶようにする、と言った。)
次に弱視のK氏が説明した。
ラーメンが好きで、いいお店があるとグーグルマップで調べる。
信号機もチェックする。
案内板はあてにしない。
例外として地下鉄の案内板は利用する。
昔は地図帳を買った。
でも地図では次ページに行く時に地図が切れることがあったりする。
それで、カーナビを買って利用した。
A3の資料はあまり役に立たない、との説明だった。
次に車いすのO氏が説明した。
頸髄(けいずい)損傷している。
頸椎(けいつい)損傷(腰痛の原因)ではない。
手も少し不自由である。
障害の程度によって車いすの選び方も違う。
体幹のバランスが悪い。
タイル張りで経年劣化したところは通りにくい。
植え込みもダメである。
車道と歩道の段差が2㎝以上あると使えない。
雨が降ると車輪が横滑りする。
歩道のスマホ歩きの人が怖い。
スロープに自転車を止めている人がいたりする。
トイレの中ではベビーベッドが使われたままであると邪魔になる。
トイレの前に自転車が止まっている時もある、と説明した。
この後、班内で各自簡単に自己紹介をした。
その後にまち歩きとなった。
各班の行程は末尾に添付しているが、わが班はイースト21ビルに行き、飲物買い、昼食の店選び、(余裕がある班は歯科クリニック探索)、区役所前バス停の後に会場に戻るコースである。
途中に昼食休憩時間を挟む。(課題の店選びは思考方法のみチェック。)
イースト21ビルに行く途中で2つのコース設定があった。

図6 江東区文化センター周辺の地図
先に区役所前の横断歩道を渡り、そのままイースト21ビルに直行するのがAコースである。
区役所前をストレートに歩いて行き、イースト21ビルの前の横断歩道を渡るのがBコースである。
Aコースの区役所前の横断歩道はエスコートゾーンがあって、視覚障害者のN女史は渡りやすいが、その後の道路の道幅が狭く、車いすのファシリテータのK氏が通行しにくい。
Bコースは区役所前の道路の道幅が広く、K氏は楽だが、エスコートゾーンがない横断歩道を渡るのでN女史は渡りにくい。
K氏はN女史の選択に任せた。
N女史はBコースを選んだ。
イースト21ビルに着くと、飲み物を買わないといけないが、制約条件として自販機は使わないこととされていた。
これはみんなその一角にあるコンビニで買った。
私は今回参加する前にコンビニで買っておいたので、買ったつもりとした。
K氏がN女史にお茶とその他の飲み物をどう判別するか聞いたら、ペットボトルの形が若干違うので、触ってみて判別できる、とのことだった。
お昼ごはんをどうするか、ということでは、みんな意見が分かれた。
女性たちはヘルシー志向で、それには最適なサイゼリアがいい、ということだった。
私は昼は麺類、夜はごはんモノとしているので、麺類のお店ならばどこでも、とした。
N女史はどう言ったか覚えていない。
K氏はお店の中で車いすの通行ができるところを選ぶ、とのことだった。
歯科医院は探す時間がないのであきらめて、区役所前のバス停に戻った。
ここには他の班もたむろしていた。
バスの利用客はいったい何事があるのか、というような怪訝な目で見ていたように思う。
バスが〇〇行き、とアナウンスしてくれればいいが、ない時は待っている人に聞く、とN女史は言った。
K氏は予め乗る意志を運転手に見せて、運転手が中央出口がうまく車いすの乗れる位置に停車してくれるようにしている。
バスはそうでない時に中央出口が車いすの利用しにくい位置に止まることもあるそうである。
また車いすの位置から見ると、バス停の看板が光で反射して見づらい、とのことだった。
この後、お昼休みということで、各自ばらばらになった。
私は来る前におにぎりを買っておいたので会場に戻って食べた。
女性軍はセンターの隣にある西友に行って、お寿司等を買ってきていた。
K氏は行方不明で、後で聞いてみると、お昼ご飯を買ってきて隣の部屋で食べた、とのことだった。
お昼休み用に隣の部屋も取ってある、と聞いていたが、私は利用しなかった。
お昼休みにアンケートの回答を午前の部について書いておいた。
午後にグループワークで午前のまとめを行った。
ファシリテータのK氏が提案して、模造紙の横軸にレストラン、飲物、文化センターへ行く方法、バス停の4項目を書いた。
縦軸に各人の名前を書き、N女史がスペースを少し広めに取ることとし、各自が付箋紙に自分のことを書いて貼り付けた。
後でこの項目の中に入らないこととして、イースト21ビルに行くまでの行程等も付け加えた。
次は誰が発表するか、となり、私がやってもいいと思った。
しかし、ファシリテータのK氏が私は午前にジェスチャーをやったから、今回はM1女史、Y女史の2人でやってはどうかと提案して了承された。
発表で、1班はバス停の地図を探す、QRコード(2次元バーコード:情報量がバーコードより多い。スマホアプリで読取できる。)が増えて欲しい、買物でセルフレジは困る、道路の段差、エレベータの位置が気になった、等を発表した。
2班は点字ブロックが少ない、危険情報をどうやって伝えるか、デンタルオフィスが歯医者とわからなかったが歯のマークでわかった、区役所のところに洪水の道標があった、と発表した。
3班は2人で分担して、主に視覚障害者のN女史の困った点、次に車いすのK氏の困った点等、最後に私たち3人の健常者の視点を簡単に発表した。
4班は植栽の段差が気になった、歩道の広い・狭い、自転車が多く通った、ガラスで商品が見える店がいい、案内板は便利、歯医者はなかなか見つけられずウロウロ、と発表した。
5班は点字ブロックを確認、電柱の住所表示が分かり易い、自転車が近づくと聴覚障害者は怖い、デンタルクリニックのエレベータがわかりにくい、等を発表した。
6班は、イースト21ビル内に点字ブロックがない、白杖の音で空間の広がりがわかる、バス停の地図が見にくい、近づくと点字ブロックを踏んでしまう、そこでスマホをいじってしまいそう、音響信号機3台がみな違っていた、等を発表した。
その後、K氏が司会から感想を求められ、障害者ではない普通の人の行動パターン等も押さえておいて、そこで障害者との比較をしてみるといいかもしれない、と言った。
この後、江東区役所職員から事務連絡があり、アンケートを書いて欲しい、とのことだった。
私は昼休みにほとんど書き、午後の休憩時間にも残りを書いておいた。
すぐに会場を後にして、東京駅、仙台駅経由で義父宅に戻った。
以上で長い一日が終わった。
UDについては、これからも考えていきたいし、そのためにもこのUD・WSに可能な限り参加していきたいと思う。
<令和2年度 第4・5回ユニバーサルデザイン(UD)まちづくりワークショップ>
1.日時:2020年(令和2年) 11月7日(土曜日) 10時~16時
2.場所:江東区文化センター6階 第1、2、3会議室
3.参加者:区民、相談員、区職員他
4.プログラム
10:00 あいさつ
10:05 本日の進め方、前回の振り返り
10:15 いろいろな情報
◎UDトーク ◎手話通訳
◎音声データ ◎拡大コピー ◎点字資料
10:35 まちで得ている情報とコミュニケーションの方法
◎聴覚障害者
◎視覚障害者(全盲、弱視)
◎車いす使用者
11:15 まち歩きの進め方、質疑応答
11:25 ・グループ内で自己紹介
・オリエンテーリング型まち歩き
12:50 ~ 休憩(昼休み) ~
13:40 ・グループワーク まち歩きのまとめ
14:50 ・発表準備
15:00 発表・全体の意見交換
15:55 まとめ 事務連絡、アンケート記入
16:00 終了
(今回事務局より提案されたまち歩きの方法)
(1)江東区役所前バス停から文化センターに行く
・知らない(来たことがない)バス停を降りたところで、周囲の様子を見て、目的の場所に行くという想定です。
*すでに知っている人も、頭を切り替えて「もし知らない場所だったらどうするだろうか」と考えてみてください。
◎1分間程度、自分だったらどのように行動するかを各自で考えます。一つでなくてもよいです。
例:案内板を探す、点字ブロックを探す、文化センターに電話して聞く、道行く人に聞く等
・スマホで道を探す人も多いと思いますが、それに加えて今回は「まちの情報」を探す場合についても考えてください。
◎各人が考えたこと、気づいたこと、行動した理由をグループ内で話し合ってください。
(2)江東区役所バス停からバスに乗る(想定のみ、実際には行わない)
・他に交通手段がなく、東京駅までバスで行くという設定です。
◎このバス停からどのようなバス路線が出ていますか?
◎自分の行きたいバスをどうやって確認していますか?
◎その他、バス停にある情報で気づいたことはありますか?
◎各人が考えたこと、気づいたこと、行動した理由をグループ内で話し合ってください。
(3)ショッピングセンターで食事をして、飲み物を買って帰ります。
・初めて来たショッピングセンターで、食事をするとして、どこに入るかという想定です。(実際に食事はしません。)
・飲み物は自動販売機以外で買ってください。
*飲み物は午後のワークショップの飲み物にします。
(会場に飲み物の準備はありません。100円提供しますので不足分は各自で追加してください。)
・時間に余裕があったら、歯科(イースト21デンタルオフィス)がありますので、その場所を探して行ってみてください。
◎ランチに行くとしたらどのような情報を得ますか。それを元にどの店を選びますか?
◎飲み物を(自販機以外で)どのように買いますか?
◎知らないショッピングセンターに来た時に、よく確認している情報はありますか?
例:トイレの場所を確認する、休憩場所を確認する、ATMの場所を確認する、帰りのタクシー乗り場を確認する、など
◎(歯科に行った場合)どうやってルートを確認しましたか。
◎各人が考えたこと、気づいたこと、行動した理由をグループ内で話し合ってください。
<コース>
(1)区役所前バス停
(2)東京イースト21(飲み物購入、ランチ場所・歯医者探し)
グループにより回る順番が違います。
1.2グループ 1)バス停 →2)飲み物 →3)ランチ・歯医者 →会場
3.4グループ 1)飲み物 →2)ランチ・歯医者 →3)バス停 →会場
5.6グループ 1)ランチ・歯医者 →2)飲み物 →3)バス停 →会場
5.その他注意事項:
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点より、ご出席の際には事前に体温測定、マスク着用が可能な場合はご協力をお願いいたします。
会場にはアルコール消毒液を用意いたしますので、ご利用ください。
ご出席に不安のある方、あるいは当日(またはその直前でも)ご体調がすぐれない場合については、無理をせずご欠席いただいて結構です。
-以上-
今回の本来の予定では10月10日(土)(10月9日夜に帰京した。) であったが、台風14号が関東直撃という予想があったので、延期になった。
(10月10日の夜にUD・WSのメンバーだったカナダ出身のS女史が近く帰国するとのことで、ネットでの「お別れ会」(Zoom)に参加した。)
延期により開催は義父宅にいる期間になってしまい、新幹線を使って上京した。
朝5時に起きて、まず前回WSの時に買った体温計で体温を測った。
35.3度であった。
最近はずっと35度台である。
洗面をし、朝食を軽く摂った。
マスクをかけて、近くのコンビニで毎日新聞、おにぎりと500mlのペットボトルのお茶を買った。
ローカル線、新幹線を乗り継ぎ、東京駅には9時前に着いた。
東陽町駅には9時過ぎに着いたので、近くの公園で新聞を読んでいた。
9時半過ぎに、江東区文化センターに行った。

図1 江東区文化センターの状況
会場受付で3班と言われた。
席について、ネームプレートを胸につけた。
私の班は私、視覚障害者のN女史、区職員のM1女史、Y女史の4名+α(ファシリテータの車いすのK氏と随伴者として、区職員H氏)であった。
今回は6つの班だった。
席についていると、資料が配布された。
プログラムの資料(裏に江東区文化センター周辺の地図)とアンケート用紙の2セットである。
プログラムや今回のまち歩きの行程等については末尾に添付する。
昨年までだと、この待ち時間を利用して、隣の人に話しかけるのがパターンであった。
しかし、今回も3密回避の関係からまずいだろうと空気を読んでしまった。
まもなくワークショップ(WS)が始まった。
あいさつでは江東区の担当者から話があった。
今回のWSは10月の台風による延期で申し訳ないと謝った。
続いて、区から委嘱された進行グループP社のM2女史が説明を始めた。
前回までのおさらいということで、医学モデル、社会モデルのことが再度説明された。
医学モデルでは身体障害者は社会生活が不自由でも我慢する、障害があるのだから仕方ないという従来から認識されている価値観である。
これに対して、社会モデルでは、身体障害者も普通の社会生活をおくれることは当然な権利で、もし社会生活が不便と感じるのであれば、それは社会のシステムが不十分だから、という考え方である。
ユニバーサルデザイン(UD)の基本的な考え方として、普通の人であろうが、身体障害者であろうが、同じ人間であり、その尊厳を守る社会及び社会システムでなければならない、ということである。
今回はUDを「情報」の面から考える。
一つの例として、この会場である江東区文化センターまでどうやってきたか、を考えてみるといい。
ここに来るのに慣れている人であれば、最初の時にどうやっていたかを思い出して欲しい。
電話を使って道順を聞いたか。
信号のどこを曲がったか。
案内板を探したか。
また、無意識の行動を意識して欲しい。
言葉に出してみるとよい。
UDのための方法として、UDトークというアプリ、手話通訳、音声データ、拡大コピー、点字資料等がある。
(筆者注:UDトークというのは、しゃべった言葉を文字に変換するアプリで、パソコンでもスマホでも使えるようになっている。会場には手話通訳2人がいたが、それ以外にもこのパソコン用UDトークアプリを使って、画面上でしゃべった言葉を表示していた。私もWS終了後にこのUDトークを調べてスマホにダウンロードしておいた。)
音声データとしては通常の音声データもあるが、UDトークの逆で、画面の文字をカメラで読み取ってそれを音声化することもできるソフトがあり、一例としてエンビジョンというソフトがある、としていた。
これは有料ソフトで、2万円くらいするそうである。
視覚障害者のN女史はこのアプリをサービス期間に5千円で購入していて、昨年のUD・WSで公園の表示板の文字をスマホで映して、即座にこのアプリを使い、音声データで示してくれたことがあった。
拡大コピーとしては弱視のK氏にこのUD・WSの資料A4をA3に拡大した資料を見せたが、あまり使い勝手がよくないようであった。
点字資料についても、画面の文字を点字に変換して、視覚障害者がそれを読み取る、ということもできるらしかったが、その機器の詳細は覚えていない。
次に「まちで得ている情報とコミュニケーションの方法」というタイトルで、聴覚障害者、視覚障害者、車いす使用者の順に、日常生活で問題となる点を説明してもらった。
聴覚障害者として、O女史が説明した。
先ほど話したUDトークは話している言葉を文字化できる。
聴覚障害者でも生まれつきの人は手話が必要である。
その他に難聴、中途失聴、高齢者難聴等がある。
会話の手段として、手話、筆談、空(そら)書きがある、とのことである。
この最後の空書きというのは知らなかったが、空中に文字を書くことで、筆談の空中形ということであった。
ここで、ジェスチャーによるクイズが出題されることになった。
昔NHKで連想ゲームだったかジェスチャーだったか忘れたが、それと同じ形式である。
お題をキャプテンが司会からフリップ(画用紙に文字が書かれている)で出されて、キャプテンがそのお題の内容を身振り手振りで回答者4人に当ててもらう、というもので、男チームと女チームに分かれて競っていた、と思う。
今回は各班から1人ずつ選抜された人が出てきて、その人が司会からフリップでお題を見せられて、それを自分の班の人に当ててもらうものであった。
私の3班ではファシリテータのK氏が私を指名して、私がこのキャプテン役を務めることになった。
フリップを見ると、「レジ袋はいりません。私はマイバッグを持ってきています。」というお題であった。
私は困ってしまった。
仕方ないので、腕から袋をぶら下げるようなポーズをして、それから腕でクロスしたバッテンマークを示してみた。
でも3班の誰もわからないようであった。
誰かが、空書きしてみて、というので、空中にレジと書いてみたら、「わかった、レジ袋不要だ。」という答えが出てきた。
ただ、その後に正解を見せられた時にファシリテータのK氏からマイバッグを持っていることが抜けていたね、と指摘された。
別のグループには「エレベータはそこにあります」というお題らしかったが、私は自分のお題のことを考えていて、別のグループのキャプテンがどういうジェスチャーをしていたかあまり記憶がない。
何か箱のようなものを表現していたような記憶はある。
この後、O女史が聴覚障害者の困った事例を話してくれた。
視野は広くなる。
でも車が近づいてきてもわからない。
レジで金額の表示がないところは困る。
病院の受付の呼び出しも困る。
いつか呼び出しされたのがわからなくて、ずっと待っていたことがある。
薬局の薬ができた時の呼び出しも困る。
今は事故が起きたら、ツイッターで伝えてくれるので助かる。
東日本大震災の時は困った。
会社にいたのだが、パニックになった。
メールで情報を送ってくれた人がいて助かった、とのことだった。
次に視覚障害者として、同じ3班のN女史が説明した。
彼女は生まれつき全盲ではなく、小学校までは少し見えていた。
今は全盲である。
歩行については、いつ全盲になったか、どういう育て方をされたか、どこかに出かけたいという意欲を持てたか、で異なる。
出かける前に準備をする。
白杖(はくじょう)が健全かどうかの点検をする。
歩行の際は白杖を左右に振る。
階段の時はスライドさせる。
目的地の地図を頭に描く。
角を確認する。
次に一人で行けるように、バス停や電車のホームの乗る場所等を覚えておく。
触地図もあるらしいのだが、どこにあるかわからない。

図2 触地図(立体地図の例)
地図を読み解く訓練もある。
視覚を触覚に置き換えることが大事になる。
エスコートゾーン、ホームドアはありがたい。

図3 エスコートゾーンの例

図4 ホームドアの例
点字ブロックには誘導ブロック(線状ブロック)と警告ブロック(点状ブロック)がある。

図5 点字ブロックの例
点字ブロックの上に自転車を置いたりしている人がいるとぶつかったりして困る。
東京オリンピック・パラリンピックのせいで、頭の中の地図がほとんど壊れた。
あちこちで道路工事等が行われていて、過去に行った経験が役に立たない。
視覚以外では聴覚で聞く。
記憶することや耳を研ぎ澄ます。
音響式信号機は青になっても鳴らない。
音響式のボタンを押さないといけないが、それを探すのも大変である。
音響が鳴っても、いろんな音でかぶると聞こえにくくなる。
匂いでラーメン屋さんとか花屋さんがわかる。
そういう店が記憶の中での地図の目印になる。
でも最近はビルの中に店舗があったりするので、匂いがわかりにくい。
皮膚の働きで、空気の動きがわかると、曲がり角がわかる。
人の声はマスクで聞き取りにくくなった。
自動改札機を探すのも大変である、と説明した。
この後、司会のM2女史よりN女史はこの資料をどのようにわかっているか、との問いがあった。
区報等はひも綴じにしてもらっている。
糊付けしたものは後で必要な部分を取り出せないので困る、とのことである。
(私は休憩時間にN女史と話していて、小さい頃からスキーをやっていた、と聞いた。どうやって滑るのか、と聞くと、先行する案内者がストックをカチカチ鳴らして、その音について行く、とのことだった。また、集合の待ち時間設定があった時に、どうやって時刻を知るのか聞いたら、腕時計のガラスが開閉式になっていて、中のアナログ式の長針、短針を軽くタッチしてわかる、とのことであった。また、私のWORDには読み上げ機能<文字を音読してくれる>がある。N女史にこのWORD音読を延々とすれば時間が無駄になるが、どうしているか、と聞くとキーワードを検索してそこに飛ぶようにする、と言った。)
次に弱視のK氏が説明した。
ラーメンが好きで、いいお店があるとグーグルマップで調べる。
信号機もチェックする。
案内板はあてにしない。
例外として地下鉄の案内板は利用する。
昔は地図帳を買った。
でも地図では次ページに行く時に地図が切れることがあったりする。
それで、カーナビを買って利用した。
A3の資料はあまり役に立たない、との説明だった。
次に車いすのO氏が説明した。
頸髄(けいずい)損傷している。
頸椎(けいつい)損傷(腰痛の原因)ではない。
手も少し不自由である。
障害の程度によって車いすの選び方も違う。
体幹のバランスが悪い。
タイル張りで経年劣化したところは通りにくい。
植え込みもダメである。
車道と歩道の段差が2㎝以上あると使えない。
雨が降ると車輪が横滑りする。
歩道のスマホ歩きの人が怖い。
スロープに自転車を止めている人がいたりする。
トイレの中ではベビーベッドが使われたままであると邪魔になる。
トイレの前に自転車が止まっている時もある、と説明した。
この後、班内で各自簡単に自己紹介をした。
その後にまち歩きとなった。
各班の行程は末尾に添付しているが、わが班はイースト21ビルに行き、飲物買い、昼食の店選び、(余裕がある班は歯科クリニック探索)、区役所前バス停の後に会場に戻るコースである。
途中に昼食休憩時間を挟む。(課題の店選びは思考方法のみチェック。)
イースト21ビルに行く途中で2つのコース設定があった。

図6 江東区文化センター周辺の地図
先に区役所前の横断歩道を渡り、そのままイースト21ビルに直行するのがAコースである。
区役所前をストレートに歩いて行き、イースト21ビルの前の横断歩道を渡るのがBコースである。
Aコースの区役所前の横断歩道はエスコートゾーンがあって、視覚障害者のN女史は渡りやすいが、その後の道路の道幅が狭く、車いすのファシリテータのK氏が通行しにくい。
Bコースは区役所前の道路の道幅が広く、K氏は楽だが、エスコートゾーンがない横断歩道を渡るのでN女史は渡りにくい。
K氏はN女史の選択に任せた。
N女史はBコースを選んだ。
イースト21ビルに着くと、飲み物を買わないといけないが、制約条件として自販機は使わないこととされていた。
これはみんなその一角にあるコンビニで買った。
私は今回参加する前にコンビニで買っておいたので、買ったつもりとした。
K氏がN女史にお茶とその他の飲み物をどう判別するか聞いたら、ペットボトルの形が若干違うので、触ってみて判別できる、とのことだった。
お昼ごはんをどうするか、ということでは、みんな意見が分かれた。
女性たちはヘルシー志向で、それには最適なサイゼリアがいい、ということだった。
私は昼は麺類、夜はごはんモノとしているので、麺類のお店ならばどこでも、とした。
N女史はどう言ったか覚えていない。
K氏はお店の中で車いすの通行ができるところを選ぶ、とのことだった。
歯科医院は探す時間がないのであきらめて、区役所前のバス停に戻った。
ここには他の班もたむろしていた。
バスの利用客はいったい何事があるのか、というような怪訝な目で見ていたように思う。
バスが〇〇行き、とアナウンスしてくれればいいが、ない時は待っている人に聞く、とN女史は言った。
K氏は予め乗る意志を運転手に見せて、運転手が中央出口がうまく車いすの乗れる位置に停車してくれるようにしている。
バスはそうでない時に中央出口が車いすの利用しにくい位置に止まることもあるそうである。
また車いすの位置から見ると、バス停の看板が光で反射して見づらい、とのことだった。
この後、お昼休みということで、各自ばらばらになった。
私は来る前におにぎりを買っておいたので会場に戻って食べた。
女性軍はセンターの隣にある西友に行って、お寿司等を買ってきていた。
K氏は行方不明で、後で聞いてみると、お昼ご飯を買ってきて隣の部屋で食べた、とのことだった。
お昼休み用に隣の部屋も取ってある、と聞いていたが、私は利用しなかった。
お昼休みにアンケートの回答を午前の部について書いておいた。
午後にグループワークで午前のまとめを行った。
ファシリテータのK氏が提案して、模造紙の横軸にレストラン、飲物、文化センターへ行く方法、バス停の4項目を書いた。
縦軸に各人の名前を書き、N女史がスペースを少し広めに取ることとし、各自が付箋紙に自分のことを書いて貼り付けた。
後でこの項目の中に入らないこととして、イースト21ビルに行くまでの行程等も付け加えた。
次は誰が発表するか、となり、私がやってもいいと思った。
しかし、ファシリテータのK氏が私は午前にジェスチャーをやったから、今回はM1女史、Y女史の2人でやってはどうかと提案して了承された。
発表で、1班はバス停の地図を探す、QRコード(2次元バーコード:情報量がバーコードより多い。スマホアプリで読取できる。)が増えて欲しい、買物でセルフレジは困る、道路の段差、エレベータの位置が気になった、等を発表した。
2班は点字ブロックが少ない、危険情報をどうやって伝えるか、デンタルオフィスが歯医者とわからなかったが歯のマークでわかった、区役所のところに洪水の道標があった、と発表した。
3班は2人で分担して、主に視覚障害者のN女史の困った点、次に車いすのK氏の困った点等、最後に私たち3人の健常者の視点を簡単に発表した。
4班は植栽の段差が気になった、歩道の広い・狭い、自転車が多く通った、ガラスで商品が見える店がいい、案内板は便利、歯医者はなかなか見つけられずウロウロ、と発表した。
5班は点字ブロックを確認、電柱の住所表示が分かり易い、自転車が近づくと聴覚障害者は怖い、デンタルクリニックのエレベータがわかりにくい、等を発表した。
6班は、イースト21ビル内に点字ブロックがない、白杖の音で空間の広がりがわかる、バス停の地図が見にくい、近づくと点字ブロックを踏んでしまう、そこでスマホをいじってしまいそう、音響信号機3台がみな違っていた、等を発表した。
その後、K氏が司会から感想を求められ、障害者ではない普通の人の行動パターン等も押さえておいて、そこで障害者との比較をしてみるといいかもしれない、と言った。
この後、江東区役所職員から事務連絡があり、アンケートを書いて欲しい、とのことだった。
私は昼休みにほとんど書き、午後の休憩時間にも残りを書いておいた。
すぐに会場を後にして、東京駅、仙台駅経由で義父宅に戻った。
以上で長い一日が終わった。
UDについては、これからも考えていきたいし、そのためにもこのUD・WSに可能な限り参加していきたいと思う。
<令和2年度 第4・5回ユニバーサルデザイン(UD)まちづくりワークショップ>
1.日時:2020年(令和2年) 11月7日(土曜日) 10時~16時
2.場所:江東区文化センター6階 第1、2、3会議室
3.参加者:区民、相談員、区職員他
4.プログラム
10:00 あいさつ
10:05 本日の進め方、前回の振り返り
10:15 いろいろな情報
◎UDトーク ◎手話通訳
◎音声データ ◎拡大コピー ◎点字資料
10:35 まちで得ている情報とコミュニケーションの方法
◎聴覚障害者
◎視覚障害者(全盲、弱視)
◎車いす使用者
11:15 まち歩きの進め方、質疑応答
11:25 ・グループ内で自己紹介
・オリエンテーリング型まち歩き
12:50 ~ 休憩(昼休み) ~
13:40 ・グループワーク まち歩きのまとめ
14:50 ・発表準備
15:00 発表・全体の意見交換
15:55 まとめ 事務連絡、アンケート記入
16:00 終了
(今回事務局より提案されたまち歩きの方法)
(1)江東区役所前バス停から文化センターに行く
・知らない(来たことがない)バス停を降りたところで、周囲の様子を見て、目的の場所に行くという想定です。
*すでに知っている人も、頭を切り替えて「もし知らない場所だったらどうするだろうか」と考えてみてください。
◎1分間程度、自分だったらどのように行動するかを各自で考えます。一つでなくてもよいです。
例:案内板を探す、点字ブロックを探す、文化センターに電話して聞く、道行く人に聞く等
・スマホで道を探す人も多いと思いますが、それに加えて今回は「まちの情報」を探す場合についても考えてください。
◎各人が考えたこと、気づいたこと、行動した理由をグループ内で話し合ってください。
(2)江東区役所バス停からバスに乗る(想定のみ、実際には行わない)
・他に交通手段がなく、東京駅までバスで行くという設定です。
◎このバス停からどのようなバス路線が出ていますか?
◎自分の行きたいバスをどうやって確認していますか?
◎その他、バス停にある情報で気づいたことはありますか?
◎各人が考えたこと、気づいたこと、行動した理由をグループ内で話し合ってください。
(3)ショッピングセンターで食事をして、飲み物を買って帰ります。
・初めて来たショッピングセンターで、食事をするとして、どこに入るかという想定です。(実際に食事はしません。)
・飲み物は自動販売機以外で買ってください。
*飲み物は午後のワークショップの飲み物にします。
(会場に飲み物の準備はありません。100円提供しますので不足分は各自で追加してください。)
・時間に余裕があったら、歯科(イースト21デンタルオフィス)がありますので、その場所を探して行ってみてください。
◎ランチに行くとしたらどのような情報を得ますか。それを元にどの店を選びますか?
◎飲み物を(自販機以外で)どのように買いますか?
◎知らないショッピングセンターに来た時に、よく確認している情報はありますか?
例:トイレの場所を確認する、休憩場所を確認する、ATMの場所を確認する、帰りのタクシー乗り場を確認する、など
◎(歯科に行った場合)どうやってルートを確認しましたか。
◎各人が考えたこと、気づいたこと、行動した理由をグループ内で話し合ってください。
<コース>
(1)区役所前バス停
(2)東京イースト21(飲み物購入、ランチ場所・歯医者探し)
グループにより回る順番が違います。
1.2グループ 1)バス停 →2)飲み物 →3)ランチ・歯医者 →会場
3.4グループ 1)飲み物 →2)ランチ・歯医者 →3)バス停 →会場
5.6グループ 1)ランチ・歯医者 →2)飲み物 →3)バス停 →会場
5.その他注意事項:
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点より、ご出席の際には事前に体温測定、マスク着用が可能な場合はご協力をお願いいたします。
会場にはアルコール消毒液を用意いたしますので、ご利用ください。
ご出席に不安のある方、あるいは当日(またはその直前でも)ご体調がすぐれない場合については、無理をせずご欠席いただいて結構です。
-以上-
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