江東区協働啓発セミナーに参加

 江東区協働啓発セミナー(2/15(土))に参加した。

 このセミナーについては、江東区のHPに掲載されていた。

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         図1 協働啓発セミナーのポスター

 確か1月末辺りに、メールで参加申し込みをしたように思うが、ノートにその記録が見当たらなかった。

 なぜ参加しようと思ったか。
 以前にも協働事業提案制度における中間報告会に参加したこともあり、地元有志の会の集まりで、何か江東区のために貢献できることはないかと思ったのである。
 この地元有志の会、今仮にE会としておく。
 このE会の当初の目標は江東区の何か社会的な貢献活動をしようと集まったが、一人抜け、二人抜けと減っていき、今は単なるおしゃべりの会となっている。
 これを何とかしたいということもあったのである。

 江東区の方から、2月12日(水)に参加登録申込の皆さま、というメールが届いた。
 これで一応申込できていることがわかった。

 当日の2月15日は晴れていたと思う。
 ティーバッグのお茶をマイボトルに入れて出かけた。
 江東区役所は土曜で休みのために通常の扉は閉まっている。
 1階の警備員室を通ってエレベータに乗り、7階に着いた。
7階なので、非常階段を確認しておいた。
 また、トイレにも行っておいた。

 受付に行くと、プログラム、江東区協働事業提案制度、枝見氏講演資料、アンケートを渡され、席を指定された。
 簡単なプログラムを末尾に添付する。
 席は3班だった。
 3班に行くと、もうすでに一人横に座っていたので話しかけてみた。
 するとH氏で、横にキャリーバッグみたいなものを置いていた。
 どういう活動をされているか聞いてみた。
 すると、パンフレットを出して、生物の保護活動をするNPO法人ネイチャーリーダー江東という団体で活動をしている、とのことだった。
 仙台堀川公園や荒川にあるポケットエコスペースという「近所の自然」をコンセプトにしたいきもの観察活動をしており、明日活動があるのだが、と言われたが、それは遠慮した。
 二人で話しているうちに、セミナーが始まった。

 最初に事務局の方から、登録の申込完了のメールが遅くなったことをお詫びしていた。

 最初のあいさつで、課長のX氏が行った。
 地域社会の関係が希薄になっている。
 区民と区政の協力が必要な時代である。
 この協働事業提案制度は平成22年に始まったものである。
 今年も多くの人が事業提案してくれることを願っている、とのことだった。

 次に講義に入り、講師の枝見氏が紹介された。
 この枝見氏は1983年にインドのムンバイ(当時はボンベイと呼ばれていた)で、マザーテレサに偶然出会って師事し、マザーテレサが亡くなるまで14年間、日本でのスポークスマンを務めた、とのことであった。

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         図2 枝見氏の紹介

 暖冬で、菜の花が満開である。
 こういう時期で健康管理が難しいし、新型コロナウイルスが心配である。
 会場にもマスクをかけた方が何人かおられる。(私もコロナウイルス対策のためにお茶を飲む時以外はマスクをかけていた。)
 今、全米ではインフルエンザが流行している。
 毎年全米で2万人くらいがインフルエンザで亡くなっているが、これはニュースにならない。
 死に至る病ではないとわかっているからである。
 予防しない人がいけないというスタンスである。
 米産業は疲弊している。
 情報統制は中国よりアメリカの方がすごいかもしれない。
 インフルエンザはA型とB型の2つが流行している。
 時代時代で様変わりする。
 日本では安寧な暮らしが保証されている。
 国民は守られていればいいのか。
 協働について考えることは意欲的なことである。
 ソフトバンクは法人税を払っていない。
 大企業の法人税は少ない。
 税を払えるところが払えば、消費税はゼロでいい、と山本太郎氏は言う。
 協働というのは、高度成長期では役所に言えば道路は修理してくれて、あまり考えなくてもよかった。
 今のように多様化していなかったからである。
 余裕があった。

 バブル崩壊後には経済は右肩下がりの状況が続いている。
 安倍首相の「三本の矢」政策で少し経済が安定している。
 今年の8~9月の東京オリンピック後に江東区はどうなっていくのか。
 若者は希望を持てない。
 人生60年をどう生きていくのか。
 トヨタ自動車が10年後にある、という保証はない。
 今までは定年まで勤められたが、今後は無理である。
 未来の日本、自分の後10年、残された人生に責任を果たせるのか。

 東京オリンピック1964年には小学生だった。
 神楽坂に住んでいた。
 ブルーインパルスの描いた五輪マークを覚えている。
 先生が授業をやめて一緒に応援した。
 アベベ、君原に日の丸を振っていた。
 成田闘争、中ピ連後に育った。
 学生闘争が激しい時代であった。
 あさま山荘事件で学生運動が沈静化した。
 交通事故で毎年2万人が亡くなっていた。
 交通遺児であしなが募金がある。
 水俣病、イタイイタイ病が発生した。
 知的障害や身体障害者もいた。
 学生たちがボランティア活動に参加した。
 過激な思想から社会の矛盾へと向かって行ったようだ。
 加藤登紀子とその夫はその代表的なようである。
 学生は貧しかった。
 ボランティアの知名度は上がった。
 今ボランティアは壁に当たっている。

 バブル崩壊後に行政は民間の力を借り出した。
 年金のお金でシーガイヤ等の福祉施設がいっぱいできたが、行政は予算主義で、利益という発想がない。
 リゾート施設を売り出した。
 税収に取り組むようになった。
 NPOが代行しだした協働をどうしたらいいか研究を始めた。
 佐賀、帯広で積極的に進めている。

 北欧は税金が高い。
 約25%取られる。
 その代わり、児童手当、高齢者手当などはない。
 老後資金が心配である。
 老後の財源を国が保証している。
 小中高も大学も授業料が無料である。
 スウェーデン人が働かなくなるぞ、とバッシングされた。
 今は北欧3か国が元気である。
 失敗を恐れない。
 先進的で移民受け入れ問題も取り組んでいる。
 今、ヨーロッパは移民に厳しい。
 移民は20年後に日本で問題となる。

 1989年に日本は借金ゼロだった。
 今は1000兆円を超える。
 企業の注目点は誰が社長になるか。
 企業に社会のモラルが求められる。
 ドラッカーは予測していた。
 住民が主体になって地域を支えていく。
 今は人口減少社会である。
 自治体は人口増加を必死で模索している。
 地方での人口が重大な問題である。
 人が出ていかないようにするにはどうするか。
 島根のIターン等はその好例である。

 2010年に自民党が倒れた。
 民主党政権で3.11が起きた。
 公共は行政だけで担えないと言えない。
 鳩山首相は奇行で有名だった。
 NPOや公益法人が増えた。
 地方創生の今は特区である。
 規制を外せ。
 それまでは行政が離さなかった。
 インターネットの普及がある。
 住民の社会参加が出てきた。
 自分の家の前に勝手につつじを植えられない。
 今はできる。
 グリーンガーデンのようなものがある。
 住民主体のこどもフェスタがある。
 役所がやって当たり前だったものを、住民が働きかけるようになった。
 江東区は先進的で、全国から見に来る。

 少し戻る。
 1995年の阪神淡路大震災(1月17日5:46AM)が起きた。
 当時は社会党の村山政権だった。
 枝見氏は4時には起きていた。
 しかし7時のニュースまで知らなかった。
 自衛隊が正式に動けない。
 首相や知事から要請が来ていなかったからである。
 これを契機にボランティア活動の取組が推進された。
 トイレが困った問題だった。
 公共機関は公平性を考えて、なかなか設置できない。
 民間は公平性を考えなくてよいから、人のいるところにどんどんトイレを設置した。

 1998年にNPO法が施行された。
 5万団体くらいあるが、3万くらいが休眠状態で、2万くらいが何とか維持している。
 なぜ協働が必要なのか。
 行政と市民の対等性、市民、行政、企業の横断、非効率課題への取組等である。

 最初佐賀県が古川知事だった時に協働に活発だった。
 どんどん民間に業務を出す。
 ツタヤが図書館管理を行った。
 今は後退している印象がある。

 江東区の協働事業提案制度は協働事業の民間からの提案で採用されれば、1事業200万円まで区が負担する。
 これは人件費を含めていない。
 これらの事業を区でやると、一人の人件費が500万円かかる。
 委託事業者は一緒にやるパートナーである。
 行政的な課題を解決する上で協働する。

 ボランティア活動の原則は5つ挙げてみる。
 (1)自主性・自発性・自立性
 (2)無償性・無対価性
 (3)社会性・連帯性・公共性
 (4)先駆性・開拓性・創造性
 (5)社会の監査役と課題の発信
である。
 ボランティア活動は外から押し付けられるものではない。
 ありがとう、という言葉も求めない。
 初孫の世話を1時間いくらとは言わない。
 あらゆる人を家族のように扱う。
 マザーテレサとの会話で、最も美しい言葉は何かと聞かれた。
 愛かと思った。
 サクリファイス(献身、いけにえ)という言葉だそうである。
 目の前にいる一人にできることをしてあげることである。
 行政は新しいところに課題を見つけるのは苦手である。
 こども食堂の始まりは社会に顕在化して初めて議会等が動き出す。
 プレイパーク等も必要性がなかなか見えない。
 新しく開発があれば企業もCSR(企業の社会的な責任)の観点で投資するかもしれない。
 今は自治体で何か意見を求めたい時には、パブリックコメントを募集する。

 東京オリンピック2020年は多くのボランティアの参加が期待される。
 調布では語学研修を行っている。
 協働が生み出す成果を考える。

 マザーテレサの教えで、愛の反対語は何か。
 答えは無関心である。
 マザーテレサの教えで、あなたにとってかけがえのない人は誰、と聞く。
 では、あなたをかけがえのないと思っている人は誰、と聞く。
 マザーテレサの言葉が印象に残る。
 『わたしたちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。でもその一滴の水があつまって大海となるのです。』

 この後、各グループの中で自己紹介と自分がやりたいことを話し合う時間となった。
 しかし、枝見氏の話が長すぎて、自己紹介くらいで、ほとんど終わってしまった。

 その中で印象に残ったのは、隣のH氏のゴミ拾いの話である。
 彼は町を歩いている時に、ゴミが落ちていたら拾ってキャリーバッグみたいなものに入れるようなのである。
 枝見氏が私たちのグループでディスカッションをしている時に加わった。
 そしてこの話を聞いて、それは素晴らしい、といった。
 こういう活動をみんながやればまちはきれいになる、といった。
 私たちの町内でも、年に数回ゴミ拾い運動の日を設定して行っているようには思うが、毎日となると簡単ではない。
 枝見氏はこういうちょっとしたことが集まれば大きなうねりになる、と指摘した。

 この後、全部で5班くらいで発表した。
 私たち3班は私が発表したのだが、あまりディスカッションが煮詰まっていなかったので中途半端な発表になってしまった。
 他の班では町内会の会長や役員というような人が多く見受けられた。
 参加者は20人くらいだったように思う。

 以上で講演及びワークショップは終了した。

 私はアンケートに町内会の役員をやっており、町内会に地区防災計画案を出したことを書いておいた。
 よく考えてみると、私の地区防災計画案は他の町内会でも作ろうと思えば作れないこともない資料の作り方をしている。
 その資料は日本防災士会の地区防災計画案の雛形を基に作成したものである。

 構成としては、1.阪神淡路大震災の共助の写真、2.地区防災計画の必要性、3.活動の主体(町内会)、4.活動範囲、5.活動費、6.活動体制、7.ハザードマップの確認、8.活動の基本パターン、9.地区の特性、10.防災活動例、11.将来の活動案、12.参考資料、というものである。

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         図3 阪神淡路大震災の被災例

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         図4 防災活動の例

 協働事業提案制度の内容にも触れるものかな、とは思ったが、協働提案(各町内会での地区防災計画案の作り方)はしないつもりである。
 まだその勇気がないということである。

 今回はマザーテレサのスポークスマンという人の話を聞けて有用ではあったのだが、彼の話が長すぎて、ワークショップが中途半端になったことが悔やまれる。

 しかし、江東区のセミナー関係には今後も区の方向性を見る上で、できるだけ参加したいと思っている。
 
<令和元年度 江東区協働啓発セミナー>
1.開催日:2020年(令和2年)2月15日(土) 13:30~16:30
2.会場:江東区役所7階第71・72会議室
3.主催:江東区役所 江東区地域振興部地域振興課
4.プログラム
(1)開講
(2)講義「よりよい暮らしをつくるためにあなたにできること 地域で支えるまちづくり! 行政とのパートナーシップを考える」
講師:江東区区民協働推進会議 副会長 枝見太朗氏 (一般財団法人富士福祉事業財団 理事長)
(3)ワークショップ
(4)質疑応答・まとめ
 -以上-

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