ユニバーサルデザインワークショップ第2回・第3回に参加

 ユニバーサルデザインワークショップ(UD・WS)第2回・第3回(7/7(日))に参加した。

 今回は日付がちょっとしたキーワードかと思う。
 開催日が7月7日(日)で、午前10時からが第2回、午後からが第3回である。
 義父宅にいる期間である。
 ではどうするか。

 簡単である。
 朝早起きして、東京まで日帰りでスケジュールを組めばいいのである。
 朝起きて、ローカル線の始発の時間と仙台までの所要時間、仙台着の時間と東京着の時間を予め確認しておいた。
 東京からの経路については、前回第1回の時に第2回・第3回の開催場所と地図をもらっていたので、東西線大手町から乗って行き、門前仲町駅から考えればよいと思っていた。
 ただ今回の開催場所について、前日にその地図で開催場所の深川ふれあいセンターを確認したところ、門前仲町駅からは少し遠い。
 門前仲町からバスを使うか、都営大江戸線を使うしかなさそうである。
 タクシーという考えも一瞬浮かんだが、これはもし時間がない時の手段として考えておき、今回はやむを得ず、大江戸線を利用することとした。
 大江戸線は駅が深いので、防災の観点(地震後の津波があると水没しやすい)から好ましくないが、やむを得ない。
 バスは道路の混雑や本数の少なさを考えると、遅刻する可能性もあり、危ないと考えた。

 当日は朝から雨が降っていた。
 5時過ぎに最寄りの駅まで歩いて行き、途中のコンビニでおにぎり2個とペットボトルのお茶500mlと新聞を買って行った。
 ビニール傘にしようかと思ったが、もし途中で雨がやんだら邪魔になると思い、折り畳み傘にした。
 仙台-東京間は『やまびこ』にしようかとも思ったが、万一遅れが出た時のことを考えて、速い『はやぶさ』にした。
 所要時間にして、やまびこ約2時間、はやぶさは約1時間半で30分早く着く。
 その分、運賃は約1,000円高い。
 時は金なり、を実感する。

 東京から開催場所の深川ふれあいセンターまではスイスイと行けた。
 大江戸線区間1駅で清澄白河駅に着き、駅から歩いて5分で同センターに着いた。

 ちょっと感心したのは、通常傘カバーはビニール傘用の長いものしかないが、同センターでは折り畳み傘用の太く短いビニールカバーがあったのである。
 でも土足厳禁なので、玄関で靴を脱いで、ビニール袋に靴を入れて会場まで行った。
 荷物がいっぱいという感じで、会場の2階の会議室に着いた。

 会場はまだ準備中ということで、サポートのNPOグループが事前の打合せをしていた。
 今回も班分けがされていて、3班の席に座った。

 しばらくすると、隣にK女史が座った。
 話をしてみると、区の職員で3人の子どものいる女性だった。
 今回が初めての参加らしく、緊張していたようだった。
 私はもう3年目のベテラン(?)なので、少し話をしてリラックスできたかな、と思った。
 三々五々参加者はやってきて、定刻になった。
 私は名前(漢字とローマ字)を書いた紙をネームプレートに挟んだ。
 このネームプレートの上部に緑色のバーが入っていて、このマークで清澄庭園がフリーパスになるらしかった。
 簡単なプログラムを末尾に添付する。

 今回の開催場所の深川ふれあいセンターは門前仲町から北の方角にある。
 近くに清澄庭園と深川江戸資料館がある。

 午前の第2回はこの2つの施設の見学、午後の第3回は2つの施設の中で思ったことの発表とそのまとめを行い、各班の発表となる。

 まず最初に区役所の担当者のあいさつがあり、それからサポートのNPOの司会で始まった。

 今日の進め方、ということで、以下の3つのテーマを通して、「声かけおしゃべりマップ」を作成する、とのことだった。
  ・テーマ1:清澄白河の「清澄庭園」「深川江戸資料館」を多様な人が楽しむためのコースや楽しみ方を検討
  ・テーマ2:水辺や自然を五感で楽しみ作品をつくる
  ・テーマ3:商店街や日常の魅力体験まち歩き

 私たちの3班はK女史、私、車椅子のO氏、O氏の介助者のN女史がいた。
 一人聴覚障害者のY氏がいて、その手話通訳の人が二人いた。
 また、フィリピンからの留学生S女史がいた。
 1つの班に約10人くらいの参加者がいて、4班編成となっていて、これらに加えて区役所の担当課とサポートのNPOを含めて会場は約50人くらいいた。

 その他にゲストとして、イランからの研修生5名が参加していた。
 これらの研修生はサポートのNPOとの付き合いがあるらしかった。
 今イランは米国との険悪な仲が報道されている中で、日本に来ている人も政治的な動きに邪魔されないか、若干心配した。
 彼らはイランにおいてUD・WSの活動を行っているらしい。
 一人は車椅子に乗っている人だった。

 上記の説明が終わり、各班で簡単な自己紹介を終えて、見学に出かけた。
 
 雨が降っていたので、車椅子のO氏は傘をどうするのか、と思っていたら、三度笠を被るという。
 それ何?というと、知らないのか、というような顔をしていた。
 昔「てなもんや三度笠」というような番組はあったように思うが、三度笠のイメージがわかなかった。
 後で調べてみると、木枯し紋次郎が頭に被っていたお盆を逆さまにしたような帽子のことだった。
 それを被るのかと思っていたが、外でO氏を見ると、レインコートを着ていた。
 介助者のN女史が着せたのかな、と思った。

 清澄庭園に行く途中で、聴覚障害者のY氏(と2人の手話通訳の人)と歩いた。
 ヘルプマークはつけているのか聞いたら、カバンにつけていた。
 聴覚障害者の困ることを聞いてみたら、救急車のサイレンの音が聞こえないので、青信号でY氏一人が渡っていることがあった。
 その時、救急車が通っていて、他の人は救急車が通り過ぎるのを待っていたが、私は気がつかなかった、とのことだった。
 (この時の会話は手話通訳の人を介してのものである。)
 また車椅子のO氏は清澄庭園近くの道路の段差が5㎝以上あった、と指摘していた。
 法律では段差は2㎝以下にしないといけない、とのことだった。

 清澄庭園の門のところに来て、ここから車椅子の人は別コースになるらしかった。
 通常のコースは飛び石のところがあるので、そこが車椅子の人は通りにくいのかもしれない。
 また、耳のマークが書いてあり、聴覚障害者の対応もできる、との説明があった。
 私はこれを見て、ヘルプマーク(ヘルプカードが正式な名称らしい。赤字に白十字のマークのワッペンのようなカードである。)だけだと、内臓疾患の人か聴覚障害者かわからないから、耳のマークがあるといいのに、というと、Y氏はちょっと首をひねっていた。

 中に入るとどこからか鳥の声がした。
 視覚障害者の気持ちになって聞いてみるように、との予め説明もあったのだが、どうもそういうところは実行しなかった。
 3班の中に視覚障害者がいなかったせいもある。
 やはりアイマスクでも付けた方がいいのかもしれない。

 清澄庭園は三菱財閥を築いた岩崎弥太郎の建てたもの、とM氏からだったと思うが、説明があった。
 そうすると、庭園自体が外国の賓客をもてなす意味があったのかもしれない。
 鹿鳴館は洋風の建物で、日本女性のダンスで西洋の認識を改めようとし、清澄庭園のような和の世界で、西洋に負けない文化をみせようとしたのかもしれない。

R1-7-11 P033_3 庭園2.jpg
         図1 清澄庭園の風景(清澄庭園HPより抜粋)

 清澄庭園の見学を終えて、深川江戸資料館に行く途中で、視覚障害のK女史等と歩いた。
 K女史に色についての感じ方を問うと、燃える炎のことを赤と覚え、水の色を青というように覚えている、とのことだった。

 深川江戸資料館に着くと、ここはボランティアの説明者が数名いた。
 深川江戸資料館はなぜできたのか聞いてみた。
 江戸の末期のこの地域の一角の佐賀町の街並みを実物大で再現している、とのことだった。
 深川江戸資料館のパンフレットをもらったのだが、そういう「なぜ?」は記載されていなかった。

R1-7-14R1深川江戸資料館門前R1-7-14.jpg
         図2 深川江戸資料館の入口風景(深川江戸資料館のHPより抜粋)

R1-7-14R1 深川江戸資料館 風景2 全景 R1-7-11.jpg
         図3 深川江戸資料館の全景概要

 江戸といえば、リサイクルの元祖みたいに、廃棄物の有効利用を図っていたらしいこと、火事と喧嘩は江戸の華、のような火事で有名だったことが、昔の時代劇で得た知識だった気がする。
 中で、ニワトリがゴザのハンモックの上に乗っている姿と、水桶に屋根がついているのが気になって、説明の人に聞いてみた。
 ニワトリは昔から飼っていたが、夜にはネコに狙われるので、ゴザのハンモックの上に乗せておく、とのことだった。
 水桶に屋根がついているのはホコリやゴミから守るため、とのことだった。
 でも水桶の中にボウフラとかが繁殖するのではないか、というと、定期的に交換しているので大丈夫、とのことだった。
 のこぎりがあったので、誰かが、外国人は押して木を切るが、日本では引いて切る、と言っていた。
 そのための刃の方向も押し引きで方向が違うようであった。

 これらの見学が終わり、三々五々で昼食を取りに出かけた。
 私はコンビニで買ったおにぎりを会場で食べた。

 ここで、私は事前に準備しておいたことを話してみる。
 インターネット講座の「TAGAKI」(多書き)という英語講座で、4週間にわたり、トピックスの話があった。
 私は外国人と話をする際に面白い題材と思ったので、このTAGAKIの中のトピックスを21個のカテゴリーに分類して、その中にTAGAKIで出た用語や自分で思い付く用語を書いたTAGAKIメモを準備した。
 (末尾にそのメモを添付する。)

 また、他のシンポジウムが御茶ノ水駅付近で開催された時に、直前に時間つぶしの散策をしている時に「おりがみ会館」を見つけて、中でパンフレットを数枚もらっていた。
 この他、新聞紙から正方形を作り、折り鶴の途中図も含む10数枚の新聞紙の折り鶴を作って持って行った。

 履歴書は就活の際に、就活学生が必ず持って行くものである。
 この履歴書は個人が何者であるかアピールするためのものだが、この履歴書のコミュニケーションへの活用を考えた。
 履歴書の趣味や特技等はコミュニケーションの糸口になるかもしれないと思い、その履歴書の趣味などの英語も調べておいた。
 (末尾にそのメモを添付する。)

 昼休みに、新聞紙の折り鶴を机の上に置いておいた。
 サポートのNPOのS氏が面白がって、イランのゲストの机に持って行った。

 私は第1回UD・WSで話したN女史とたどたどしい英語でしばらく話した。
 その時に防災のことも話してみた。
 N女史は地震の時は机の下に隠れる、ということは知っていた。
 その後安全になったら逃げる、ということもわかっていた。
 この時に会話を聞いていた人が避難所というのが英語で何だっけ、と聞いた
 Evacuation Placeというのであるが、こういう難しい用語よりやさしい日本語を使った方がいいのでは、と話した。
 例えばシェルターとかラナウェイ・プレイス(逃げ場所)とか、である。

 また、彼女にTAGAKIメモを見せてみると、私は犬も猫も好きだ、というような話で、ちょっとニッコリしていた。
 この他、彼女に、カバンにつけたアクセサリーの折り鶴(これは新聞紙ではなく、カボチャの絵の入った折り紙で折り鶴を作っておき、ホッチキスと輪ゴムを使ってカバンの取っ手につけていた)を見せ、「おりがみ会館」のパンフレットもあげた。

 午後は、まず簡単な自己紹介を再度行い、午前中に見学した2つの施設の中で、気づいた事等を話し合った。
 私は今回もまた発表者になるのかな、と思っていたら、聴覚障害者のY氏が発表するという。
 ちょっと驚いたが、この積極性があるので、こういうワークショップにも参加できるのかな、と思った。

 いよいよ発表となった。
 1班はS女史という外国人で日本語ペラペラの人、弱視の人等がいたグループである。
 日本人は外国人とのコミュニケーションがシャイでうまく話せない、といった。
 セミの声は日本の夏にしか聞こえない、といった。
 信号のない部分は危ない、視覚障害者には先に全体図を話すといい、といった。
 触れるミニチュアがあればいい、といった。

 2班はポイントが3つあったという。
 道が2つに分かれた時にどちらに行くかの声掛けがあるといい。
 信号のあるなしの交差点では一緒に渡りましょうか、という。
 深川江戸資料館の情緒をどう伝えられるか。
 深川江戸資料館の資料は英語版がない。
 庭園は車椅子に不親切である。
 弱視の人は庭園が歩きにくい。

 3班では聴覚障害者のY氏が発表した。
 手話通訳の人2人が交互にY氏の手話を翻訳して伝えた。
 5㎝の段差は問題がある。法律では2㎝と決まっている。
 救急車の音が聴覚障害者には聞こえないので、何らかの配慮が必要である。
 声の変換アプリなどが使えるといい、等を発表した。

 4班は信号があるかないかを視覚障害者はわからない。
 エスコートゾーンがあるといい。
 清澄庭園のトイレが使いにくい。
 深川江戸資料館の展示物は触れるのか。

 以上の発表で今回のワークショップは終了した。
 今回は終了間際にアンケートが配られ、それに回答し、ネームプレートを置いて、会場を後にした。

 東京駅まで戻り、東北新幹線、それからローカル線を乗り継いで、義父宅に戻った。
 本当は東京の自宅に戻ってもよかったのだが、最近前立腺がんの放射線治療で義父宅にいることが少なくなっているので、少しでもいた方がいいかな、と思ったのである。

 このUD・WSではどこまで外国人の防災ということで役に立つかは不明であるが、参加した以上はできる限りのことをしていきたいと思う。


<江東区ユニバーサルデザインまちづくりワークショップ第2回・第3回>
 1.日時:2019年(令和元年)7月7日(日) 10:00~16:00
 2.場所:深川ふれあいセンター2階会議室(清澄白河駅より歩いて5分)
 3.主催:江東区役所まちづくり推進課
 4.参加者:区民、相談員、区職員、サポートのNPO、留学生、ゲスト(イラン)
 5.プログラム
  第2回
   10:00 【開会】あいさつ
   10:05 【今日の進め方】趣旨と取組の内容/グループ分け
   10:30 【まち歩き】深川ふれあいセンター→江戸深川資料館→清澄庭園→深川ふれあいセンター
   12:30 休憩
  第3回
   13:40 【グループワーク】まち歩きまとめ
       ・まち歩きをしながら意見交換した内容を、模造紙に書き出す。
       ・「(仮称)声かけおしゃべりマップ」のイメージ
       ・「(仮称)声かけおしゃべりマップ」にみんなの意見をどのように表現したらよいかのアイデアを出し合う。
   15:00 休憩
   15:10 【発表と全体での意見交換】
   15:50 事務連絡、アンケート記入
   16:00 終了

<英語でのTopicsメモ:インターネット講座gacco(TAGAKI)より>
 1.Living Things (Cats, Dogs)
 2.Sports (Marathon, Judo, Karate, Baseball, Table Tennis)
 3.Food (Bread, Dinner, Sushi, Taste, Cooking, Fish)
 4.Personality (Family, Dream, Parties)
 5.Fashion (Hair Style, Wear, Cap)
 6.Places (Country, Mount Fuji, City)
 7.Music (Rhythm, Chorus, Melody, Band, Classic, Dance)
 8.School (Winning and Losing, Cleaning, Language)
 9.Society (Vending Machine, Shopping)
 10.Life (Outdoors, Summer Vacation, Housework)
 11.Seasons (Christmas, Summer, Spring)
 12.Environment (Eco Style, Pollution, Forest)
 13.Technology (Robots, AI, IT, Airplane)
 14.Space (Mars, Moon, ISS, Galaxy)
 15.Nature (Sky, Deserts, Rain, Volcano, Snow)
 16.Culture (Edo Period, Snow Festival, Bento, Fireworks)
 17.Mystery (Stonehenge, Mermaids, Ghost)
 18.History (Dracula, Tutankhamen)
 19.Art (Bonsai Trees, Modern Art, Museums)
 20.Science (Nobel Prize, Weightlessness, iPS)
 21.Entertainment (Movie, TV, Youtube, Manzai)

<履歴書Personal Information に関係した英語>
 1.希望職種 Objective
 2.技能、特技 Qualification/Additional Skill
 3..職歴 Experience/Work History
 4.学歴 Education、Personal history

-以上―

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