時事問題の報告会に参加

 時事問題の報告会に行ってきた。

 9/25(水)の夕方に国連UNHCR協会からメールが来ていた。私はこの協会の会員(毎月一定金額の寄付をする。多分銀行引き去り)ではなく、非定期で何回か寄付をしたことがあるだけである。
 「池上彰氏と考える 人ごとでないシリア問題」への招待についてであった。
 池上氏といえば、今時事問題を語らせたら第一人者であろう。これは参加してもいいな、と思った。開催日は何時かと見たら、9/27(金)14:00からとなっていた。ええっ、ずいぶん直近である。申込締切を見ると、9/25(水)の真夜中24:00まで、となっていた。
 このメールを読んだのは9/26(木)の朝である。何だ、もう締切を過ぎているからあきらめるか、と思ったが、「ダメで元々」と思い、『締切を過ぎているが、参加希望』、とメールしておいた。
 招待メールを出して、出したその日の夜中が締切、なんて前代未聞のような無茶苦茶な招待である。

 9/26(木)PMは地元有志の懇談会があったので、この会合に参加して夕方家に戻ると、国連UNHCR(国連難民高等弁務官事務所、緒方貞子氏が有名)協会(UNHCRの日本の公式窓口)からメールが届いていた。
 何と、抽選であなたが選ばれたから参加してください、とのことであった。
 ちょっと、悪徳商法のような文言だな、とは思ったが、UNHCRだからそんなことはないだろうと思い、この招待メールをプリントアウトして受付に出すように書いてあったので印刷した。

 9/27(金)の14:00-17:00に渋谷のシダックスカルチャーホールで開催、とのことであった。開催場所をネット検索してみると、渋谷の電力館の手前とわかったので、楽な行程であった。
 以前に渋谷の電力館には行ったことがあるので、渋谷からの歩く方向と所要時間がほぼ分かるからである。

 プログラムを見ると、14:00から15:00まで「ヨルダン・レバノン視察報告会 池上彰氏と考える 人ごとでないシリア問題」というタイトルでジャーナリストであり、東京工大教授である池上彰氏と国連UNHCR協会理事長で東洋英和女学院大学教授の滝澤三郎氏による報告会であり、15:00~16:00までが質疑応答と現地映像の紹介、16:00からバイオリニストの川井郁子氏と日本初のメジャーリーガーの2名による「アクション シリア」の紹介、となっていた。

 池上氏と滝澤氏の2名がヨルダン訪問(滝澤氏のみレバノンも訪問)し、現地におけるシリア難民の状況を説明した。
 池上氏の説明では、シリアもエジプトの「アラブの春」の影響を受けて民主化に進もうとした時にアサド氏の率いる政府がこれを抑え込みにかかり、反政府軍との間で戦闘が激化している、とのことである。
 政府はシーア派アラウィ派が支配しており、同じシーア派の政権であるイランがシリア政府支援、ロシアも武器等の支援を昔からしているらしい。(中東はイスラエル支援のアメリカに対抗する形で、ロシア<以前のソビエト連邦>と関わりの深い国が多いらしい。)
 反政府軍については、サウジアラビアやカタール等スンニー派政権の国が支援しており、この中にどうもアルカイーダ系の武装闘争組織も潜り込んでおり、政治と宗教とが複雑に入り組んだ闘争のようである。
 この話を聞いている限り、戦争は長期化が避けられないと思った。
 シリア難民は約200万人であり、シリア国家が約2千万人だから、国家の人口の約1割が国外に避難している異常事態である。避難先はレバノン36%、ヨルダン25%、イラク9%、エジプト6%で、2012年4月には避難民3万人だけだったのが、一年間で一気に70倍に増加した、とのことである。
 日本国内にいても関心がないとこうした情報は発信されてもほとんどの日本人は知らないであろう。池上氏は日本人にもし関心を持たせようとするなら、中東の石油の供給が不安定になる、とのことぐらいのようである。
 避難先のレバノンは政府が弱体で機能していないらしい。
 ヨルダンへの避難民は居住区を設けてそこで生活しているらしい。避難生活が長くなると、テント暮らしから、コンテナハウスに移住するようになるようであるが、コンテナハウスはスイートマイホームという意識ができて整理整頓が進むらしい。
 避難民は女性や子どもが大半であり、子どもへの性的な暴力等を心配する親が多いらしい。子どもの戦争によるPTSD等の影響も心配されている。
 これらの避難生活を改善するために、国連で約5000億円が必要と算出したらしいが、半分以上不足の状況らしい。今年の冬が越せるか(ウィンタリゼーション)ということが今一番の直近の課題らしい。
 また、テレビ、新聞等では化学兵器の廃棄ということが一番の関心事のような気がする。

 質疑応答においては、難民大学等の教育のこと、女性職員はどれくらいいるのか、オリンピックが話題となったがスポーツ等はどうなのか、等の質問があった。

 「アクション シリア」の2人のゲストはバイオリニストの川井郁子女史と野球評論家の村上雅則氏であった。
 川井女史がボランティア活動に関心を持ったのは、娘が生まれてから、とのことであった。一人の母親として何ができるか、ということを考えて支援したとのことだった。
 村上氏は知る人ぞ知る、日本人初の大リーガーとして野茂投手が活躍していた頃に野茂投手の前に日本人大リーガーがいた、ということで覚えていた。
 村上氏は大リーグ時代の同僚だったクレメンテ選手がボランティア活動中に事故死し、それをきっかけとしてボランティア活動を考えるようになった、とのことだった。

 これらの講演が終ると、ちょっとした懇談会があるとのことで、ちょっと迷ったが参加してみた。電機メーカーの人、NHKの人、大学生ボランティア等と話した。
 運営の人と話すと、今回の急な招待にも関わらず、160名くらいの申込があり、抽選で30名を招待した、とのことだった。これ以外にマスコミ席が20~30席用意されており、半分くらいの席が埋まっていたように思う。

 今回はたまたまミーハー的な意味で参加したが、日本だけでなく、世界の時事問題もある程度の関心を持っていないと、いつ自分に火の粉が降りかかるかもしれないので、今後もこうした時事に関する集会があれば、できる限り参加していきたいと思う。

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