ロンドンオリンピック考

 ロンドンオリンピックが終って約1週間となる。

 今回のロンドンオリンピックを振り返ってみて少しの考察をしてみる。

 まず客観的な結果を毎日新聞の8/14版から引用しておく。日本は金メダル7個、銀14個、銅17個で合計38個であった。
 内訳として、
<柔道>女子57kg級松本薫が金、63kg級上野順恵が銅、78kg級杉本美香が銀、男子60kg級の平岡拓晃が銀、66kg級海老沼匡が銅、73kg級中矢力が銀、90kg級西山将士が銅
<ボクシング>男子ミドル級村田諒太が金、バンタム級清水聡が銅
<体操>男子団体が銀、体操男子個人総合の内村航平が金
<レスリング>女子48kg級小原日登美が金、55kg級吉田沙保里が金、63kg級伊調馨が金、、男子フリースタイル66kg級米満達弘が金、フリー55kg級湯元進一が銅、グレコローマン60kg級松本隆太郎が銅
<バレー>女子が銅
<フェンシング>男子フルーレ団体が銀
<卓球>女子団体が銀
<競泳>男子400mメドレーリレーが銀、100m背泳ぎ銅と200m背泳ぎ銀の入江陵介、200mバタフライ松田丈志が銅、400m個人メドレーリレー萩野公介が銅、200m平泳ぎ立石諒が銅、女子100m平泳ぎ銅と200m平泳ぎ銀の鈴木聡美、女子400mメドレーリレーが銅、100m背泳ぎ寺川綾が銅、200mバタフライ星奈津美が銅
<陸上>男子ハンマー投げ室伏広治が銅
<アーチェリー>男子の古川高晴が銀、女子団体が銅
<重量挙げ>女子48kg級の三宅宏美が銀
<バドミントン>女子ダブルスが銀
<サッカー>女子のなでしこジャパンが銀
であった。

 柔道は日本のお家芸と言われた時代が遠くに去った印象が強い。柔道から「JUDO」に変わって日本の武道としての柔道から、スポーツとしてのJUDOに変わっていくことが必要ではある。私も高校時代に武道選択で柔道か剣道で柔道を選んだが、友だちの初段君にころころ投げられて経験の差は大きいと思った覚えがある。根性ではなく、スポーツ科学とメンタルトレーニングの導入が必要であろう。
 ボクシングはよくわからないが、ミドル級で金を取るのは体格が劣る日本人にしては珍しいとは思う。

 器械体操では昨年の世界選手権を制した内村航平が安定感があると思っていた。しかし、予選でミスの連続で一時は大丈夫かと思わせたが、何とか立て直して金メダルとなった。
 最近の器械体操ってサーカスと変わらない鉄棒等我々が現役時代の跳馬の山下跳びで一喜一憂していた頃から見ると隔世の感がある。でも補助器具を使ってでもいいから、今大車輪を回りたいと思う。
 女子レスリングは収穫が多かったようである。吉田沙保里が研究されて連勝記録が途切れてしまったが修正して金メダルで3連覇、伊調馨も金メダルで連覇(?)と快調であった。小原日登美の金メダルはママさん選手で引退からの復活組の快挙でしかも姉妹との48kg級の争い回避にまつわるエピソードが報道されていた。
 バレー女子の銅には驚いた。正直に言うと、今回メダルが取れると思っていなかった。事前の大会等で8位だったように記憶しており、ロシアのガモワのような絶対的なエースがいなくて木村沙織が少し精神的に弱いと思っていたのでこの結果にびっくり。対戦相手を徹底的にデータ分析した、との情報もあり、「敵を知り、己を知らば百戦危うからず」だったのかもしれない。
 フェンシングは前回北京での銀の太田雄貴に注目が集まったが、個人ではなく団体で銀であった。調子が悪かったのか。それとも研究された結果かはよくわからない。
 卓球では福原愛と石川佳純に注目が集まった。前者は小さい頃からテレビで注目されたがなかなか成績が出せないでおり、中国に渡って活動していたようだ。後者は彗星のごとく、という表現であろうが、最近は世界中を転戦していて世界でもよく動くアスリートであるらしい。共に銀ということで、努力は報われる、という結果を残した。
 競泳は北島康介の100m平泳ぎの3連覇に注目が集まったが、残念であった。しかし、水泳はそれなりの成績を残し、日本の水泳の底上げが成功していることを伺わせる。
 陸上では福島千里の活躍が期待されたが、予選落ちだったようで残念であった。室伏広治の銅はよくやったと思うが、37歳ということから次世代の活躍に期待したい。
 アーチェリーはよくわからない。
 重量挙げは個人的に八木かなえに注目していたが、残念であった。彼女は可愛いのであるが、クイズでイギリスの位置がわからないという常識のなさを見せてしまった。三宅宏美は銅メダルの父を超えて銀メダルであり、親子の確執を乗り越えた結果のようであり、すばらしいものである。
 バドミントンは中国ペアだったか、やる気のなさから失格した結果のタナボタだったようだが、真剣に努力した結果のご褒美であろう。
 サッカーのなでしこジャパンの活躍は見事であったが、予選の南アフリカ戦の手抜きは汚点のような気がする。バドミントンとの比較は難しいが、片方は失格、片方は何もなし、ではオリンピックの精神に反するような気がする。男子サッカーも活躍したが、上昇気流後の逆風というような場面でのチャレンジ精神に欠けていたように思う。

 全般を通して、金メダルを取りたい、と宣言する選手が多かったように思うが、残念なコメントである。周囲の雰囲気がそう言わせたのだと思うが、正解としては「自分のベストが出せるように頑張ります。」ではないか。
 金メダルがすべて、という考え方はマスコミも含めてやめた方がいいと思う。
 スポーツは楽しいからこそやるのであり、生涯を通じてスポーツを楽しみ、身体を動かすことによって健康を維持して医療費の削減が図れるという相乗効果が期待されるのではないか。

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