妻と家と残業と

 最近妻がよく家に仕事を持ち帰る。

 妻は公務員である。公務員で家に仕事を持ち帰るのはよくない。サービス残業だ、と思っても仕事がたまる一方とあっては文句も言っていられない。
 妻はパソコンが苦手である。それなのにパソコンに関する仕事が増える。だから持ち帰る。私は平日家に帰るのが遅いので、パソコンの指導はもっぱら娘である。娘は「好きこそものの上手なれ」というのか、ことパソコンに関してはわからない時は娘に聞いている。でも時に娘もわからない時は「ググれ!」と言われる。最初は意味がわからなかったが、どうも「インターネットのGoogleで検索しろ!」ということらしい。なるほど。

 妻が持ち帰るのは、文書の作成や修正であることが多い。文書の作成はWORDのフォーマット(様式)があるので、それをコピーして、新たな文書の原紙を作って、それに手書きの報告文をタイプすることが多い。まずコピーの仕方がわからない。娘に聞く。そうか、と言ってパソコン(PC)に向かう。
 このパソコンはフロッピーディスク内蔵型のものを残してある。娘と息子が使う最新式のPC1台、私が使うノートPC、単身赴任先で使っていた1台、その他にフロッピー内蔵型のPCと10年前くらいのWINDOWS95のPCと5台ある。妻はこのPCを専用にしている。

 しばらく使っていると「○がわからない。」という。娘が答える。フンフン。また、しばらくしてわからない、という。娘もだんだん腹がたってくるのか、ぞんざいな言い方になる。
 10年前くらいの会社における私と私の近くのPCをよく知っているおにいさんと同じ関係である。最初は丁寧に教えてくれる。でもそれが度重なるとだんだん無愛想になる。よくわかる。私がいれば私が妻に忍耐強く教えるが、娘にそれを求めるのは無理である。それでも何とか娘をなだめすかして何とか資料を作る。

 そう言えば私が単身赴任中にやはり妻が報告書をWORDで提出しなければいけないことがあった。その時、娘も息子も期末だか中間だかの試験を控えていて、そんなに相手ができないので、妻が私にSOSを送ってきた。仕方なにので、娘に手書きの報告書をOCRで読み込み、メールで単身赴任先の私のPCに送付してもらった。それを私がWORDの文書にして、ところどころ読めない箇所を電話で確認しながら作成した。それをメールで送り返してそれを娘が家でフロッピーディスクに移し替えて持っていったことがあったっけなあ。あれから考えると、妻は曲がりなりにもPCが使えるところまで進歩しているわけである。

 妻が家で残業というのは健康の上からも好ましいことではないが、苦手なPCの仕事はたまる一方であり、職場ではPCの初歩的なことは聞きにくいが家では聞けるので仕事の持ち帰りは多少は仕方ないかと思う。そのうちもう少し上達すれば職場でその仕事を手早く片付けてくれるのではないかと期待している。

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