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zoom RSS 災害時支援ボランティアのリーダー講習の受講

<<   作成日時 : 2018/06/24 21:16   >>

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 災害時支援ボランティアのリーダー講習を受講した。

 今年の3月15日に深川消防署よりメールが届いた。
 また災害時支援ボランティアの訓練かなと思ってみると、リーダー講習のお知らせとして、講習対象者に送っているという。
 日程は2通りあり、6/16(土)&6/17(日)と9/22(土)&9/23(日)とあり、早い方がいいと思い、前者の6月で申し込みした。

 6月に入って6月5日に義父宅で深川消防署からメールがあり、詳細日程が決まった、との連絡であった。

 プログラム等の概要については末尾に添付する。
 
 肝腎な点は6月16日(土)は実技訓練中心なので、ジャンバー(背中に東京都災害時支援ボランティアの字が書いてある:ユニフォーム)、ヘルメット、手袋、長袖・長ズボン、登録証のネームプレート持参とあり、雨天の場合は雨合羽着用とあった。
 また、お昼ご飯は出ないので各自で用意とあった。
 この他筆記用具も必要であった。

 6月17日(日)は座学中心なので、ジャンバーと登録証と筆記用具のみでよい、とあった。

 6月16日(土)は雨模様の天気で、傘と雨合羽を用意した。
 また、途中のコンビニで昼食と新聞とペットボトル500mL1本を買った。

 講習場所の消防学校は渋谷区西原となっていたが、インターネットで調べると、新宿から京王新線の幡ヶ谷駅から歩いて徒歩8分となっていた。

 新宿駅から乗り換えで京王新線がわからなかった。
 京王線の新宿駅に入ったが、京王新線の表示が見当たらなかった。
 それで駅員に聞くと、3番ホームに降りて、そこからずっと歩いて行くのだと聞いた。
 わからないわけである。
 地下ホームがかなり深かったので、通りがかりの駅員らしい人に海抜何mですか、と聞いたが、保線業務の人だったらしく、駅員に聞いてください、とのことだった。
 東京に津波がもし来た場合はこのような地下鉄等は水没の危険がある。
 もちろん防壁は備えてあるのだが、すべての防壁が完全に閉められることはまずないだろうと思うし、どこか一か所突破されると、東京の地下鉄は皆つながっているから水没してしまうであろう。
 だから、私は地下鉄の南北線と大江戸線は最近できたために通常の地下鉄よりさらに深い地点に駅があるので、いざという時に水没の危険性が一番高いのでなるべく乗らないようにしている。
 また、大手町の地下鉄の通路を歩いている時には必ず非常口を確認しながら歩いている。

 京王新線の幡ヶ谷駅で降りた。
 そこから南に向かって幡ヶ谷一丁目の信号機を目指したが、いかんせん土地勘がないので迷った。
 そこで、通学途中の子どもを送るお父さんらしき人に聞いてみた。
 するとそこの道を引き返していくと緑道公園があるので、そこを左に曲がり、ずっと歩いて行くと着きます、と教えてくれた。
 インターネットで見た地図は大まかなことしかわからないので、目的地に行けないことが多い。
 通行人に聞いても、現地に住んでない人は聞いても知らないことが多い。
 子ども連れということでは近所に住んでいるのでわかることも多いのかな、と思った。

 消防学校の近くまで行くと、やはり消防学校はどこか聞いている人がいたので、一緒に行った。

 受付で名前を言うと、名簿にチェックしてくれ、講習会場は2階ですと教えてくれた。
 この受付の人も休日出勤でどこかで代休を取るのかな、と余計なことまで考えた。
 よく考えると、災害時支援ボランティアの活動は土日のことが多いので、深川消防署の人も休日出勤なんだろうな、と思う。
 ただし、消防署の人は消防と救急車のために24時間体制を組んでいるらしいので、その辺の勤務状況はよくわからない。

 会場の入口に講習用の資料が置いてあり、それを順番にとっていった。
 カリキュラム(スケジュール)、受講者名簿、その他の座学用の資料であった。
 受講者名簿にはその日の午前と午後のチーム編成の指定が書いてあり、私は午前は3班編成の3班で午後は2班編成のBチームであった。
 受講者は神田、麻布という中心部から来た人や調布、日野、多摩という遠いところからも参加していた。
 新任と人25名と再任の人が12名の37名のはずであったが、初日、2日目と欠席者が1名ずついた。

 私の所属する深川消防署からは再講習の人が1人と私の2名が参加していた。

 最初にオリエンテーションがあり、簡単な説明の後に、5階の体育館のようなところに移動した。
 そこで3班編成となり、その中でボランティアリーダーを決めろという。

 ここで、災害時支援ボランティアの活動について説明しておく。
 東京で震度6弱以上の地震が発生した場合は、まず身の安全、家族の安全を確認した上で、登録している消防署に行く。
 その際に、食料、飲料水、身分証、懐中電灯等の必要品を持って駆けつける。
 駆けつける途中の災害状況を記録し、災害時支援ボランティアの重複がないような経路で駆けつける。
 車ではなく、徒歩か自転車である。
 そこで、消防署の人の後方支援をする。
 一つの例では、消防活動が一区切りついた時に消防署員は次の現場に向かうが、災害時支援ボランティアはそこでホースを巻いておく、現場の整理整頓をする等である。
 出張等で地元に戻れない時は最寄りの消防署に行く。
 今回の講習の時に震度6弱の地震が発生すると、地元に戻れない。
 幡ヶ谷の管轄は渋谷消防署であるから、そこに駆け付けることになるのかな、と思う。

 消防署に駆け付けると、受付名簿に名前(カタカナ)と男女の別のみ書く。
 そこでボランティアリーダーを決めろと言われても困ってしまう。
 誰かが、再講習の人が慣れているだろうからやってくれ、というと、一斉に賛成し、私の3班は女性のボランティアリーダーとなった。
 でもそこからまた、キャプテンリーダーを決めろと言う。
 このキャプテンリーダーは消火、応急救護、救助、その他の支援活動の3、4名の小グループのリーダーというものであり、そこで適当にキャプテンリーダーも決めた。
 また、付箋紙にカタカナで名前を書き、各自が黒板にある消火チーム等の希望部署のスペースの下部に貼っていく。
 それから3班で、各班毎に召集、受付、現場出動模擬、現場の状況把握、戻って、キャプテンリーダーがボランティアリーダーに報告する。
 ボランティアリーダーはそれを黒板等にメモして、次の現場出動等を指令する。
 こういうことを1班先頭、続いて2と3班が駆けつける想定、次に2班先頭、最後に3班先頭になって、計3回同じような訓練を行う。
 つまり、各班毎に1度ずつ、ボランティアリーダー、キャプテンリーダーが班を指揮して各現場に向かうことになる。

 消火チーム等の編成で、不足のチームがあれば、ボランティアリーダーは希望部署とは違うチームに人数を割り振る。
 チーム名の下部の付箋を上部の別のチームのところに付箋を貼り、その人に別のチームに入ってもらうことを告げる。
 私は幸いというべきかどちらのリーダーにもならなかった。
 3回も訓練したのであるが、なかなか要領が覚えられなかった。

 現場出動模擬では、3班の私のチームは救護班として現場模擬の消防署の人のところに行き、そこで、500m東のところに倒壊家屋がある、怪我人14名、うち擦過傷2名、骨折3名等の情報を伝えられた。
 この情報を本部に持ち帰り、チームリーダーはボランティアリーダーに報告した。
 その後、今度は別の現場から応援要請があって、そちらへ、と何回も体育館の中をあちこち動いた。
 次の訓練にはまた別の情報が伝えられ、また本部に戻って報告、という風にあわただしい訓練であった。
 この訓練で最初にボランティアリーダーをどうやって決めるのだろうと思った。
 その場で思い付きで行うものではないであろう。

 その場では思いつかなかったが、その後の座学でリーダー講習の後にコーディネーター講習もあるらしく、こうした講習の積み重ねをした人がボランティアリーダーとして活動していくことになるのだろうと思った。
 要するに、リーダーは細かいところを見るのではなく、全体の動き、時々刻々変化していく状況に対応していく能力を養う、そのためのリーダー講習、コーディネーター講習なのかなと思った。

 昼休みには講習会場で昼食を取った。

 午後には、講習会場の建物とは違う敷地に移動して、そこで消火放水訓練、消火ポンプ起動訓練、消火水槽組立訓練の3つの訓練を行った。
 私はB班で最初に、消火ポンプ起動訓練、次に消火放水訓練、最後に消火水槽組立訓練を行った。
 消火ポンプ起動訓練は可搬型消防ポンプを動かすというものである。
 深川消防署で2,3回受けている。
 図1に可搬型消防ポンプの例を挙げておく。
 ただし、全く同じものではなく概要がこういうようなものという程度である。

画像

           図1 可搬型消防ポンプの一例

 吸込み管をつなぐ。
 消火水槽に吸い込み口を落とす。
 燃料コックを開く。エンジンスイッチを起動にする。
 スロットルレバーを起動の位置にする。
 スターターロープを引く。これが結構大変で力のない女性は2回、3回と繰り返してやっとかかるようなものである。
 その後に排水を行い、真空であることを確認後に放水弁ハンドルを少し開いて、放水を確認する。
 それから全開して放水の方に合図を送る。

 消火放水訓練では巻いたホースを放り投げて開き、それを折れ曲がりのないように平坦に調整する。
 途中に1回延長ホースを入れて、その先に放水口をセットする。
 このセットの仕方は卓上ガスコンロのコネクタと同じで押し込むとカチッと音がする。
 この音がセット完了の合図となる。
 放水の合図は気をつけ、の姿勢で右手を高く垂直に上げて、「放水開始」と可搬型ポンプの担当者に合図する。
 もし路地とかで放水とポンプの間で見えない時には、人間一人が走って行って伝える。
 放水は建物2階を目掛けて行う。
 放水を止める時は水平に右手を出して、「放水止め」という。

 次に消火水槽の組立を行った。支柱が4本あり、これをビニールシートの4隅に貫いて立て、横棒として、パイプ状のものを組み立てた。

 最後に、これらの総合訓練ということで、消火水槽をばらした状態から組立て、そこに水をためる。
 可搬型消火ポンプをセットし、そこからホースを伸ばして建物に放水するという一連の連続動作訓練を行って、この日の訓練は終了した。

 講習会場に戻り、再講習の人は修了証を受け取った。
 再講習の人は実技のみで、座学はないのである。

 帰りに再講習の深川消防署所属のT氏と一緒に帰った。
 T氏は私と違って、笹塚の方から歩いてきたらしかったが、帰りはその人と話しながら帰ったので、コースを覚えていなかった。

 そこで明くる日の日曜も土曜と同じコースをたどった。
 この日は天気が曇りだったので、傘は持たず、折りたたみ傘のみ持って行った。

 再講習の人はいないので、24名のはずが欠席者1名で23名が参加した。

 最初に「災害時支援ボランティアのために−ボランティアリーダーとしての任務と心構えについて」というタイトルで、高宮氏が説明した。
 活動体制として、ボランティアリーダーの下に消火班、応急救護班、救助班、その他の班の編成で各班のチームリーダーの下に編成された。
 昨日の午前の訓練で、これらの内容がわかっていれば、もう少しスムーズにできたのに、と思う。
 リーダーの心構えとして、局面に囚われず大局で判断する、ということを強調されていた。

 次に「ボランティアの理念−阪神淡路大震災に学ぶ首都直下地震への備え」というタイトルで、池上女史が説明した。
 この池上女史は「東京くらし防災」という東京都の防災本第二段(第一段は「東京防災」という黄色い表紙の本:東京都全戸配布)のピンクの表紙の本の作成にかかわった人らしい。
 このピンク本(こういういい方は変な誤解を生むようであるが)は私も今年の災害時支援ボランティアの活動をしている時に、その中の一人から本をもらって読んでいる。
 「東京防災」の本が固い男のイメージとするなら、このピンク本は生活に密着した中で防災を考える女性型の本といえる。
 その動画の例をちょっと示しておく。このピンク本は公共施設においてあるらしい。
 また、専用アプリもあるので、アップルストアで無料で入手できる。

画像

           図2 「東京くらし防災」の動画のワンショット

 この本は全戸配布でなく、区役所等の集合施設においてあるものらしかった。

 池上女史は神戸市に住んでいたこともあるが、神戸市の分団長の体験談を引き合いに出していた。
 町中がパニックの中で、この分団長は冷静に対処した様子が窺えた。
 ハンドマイクを使って知らせる、地下鉄工事用のバリケードを使って危ない陸橋の通行禁止をした、避難所に行って若い人5,6人を一組にして避難救助に当たらせた、人は役割を振ると動ける、毛布は来ても元気な人が持っていくから老人が持っていけない、救援物資は個人に渡さない、等があった。
 首都直下地震で怖いのは火災である、というのも印象に残った。
 私もそう考えているからである。
 この人は東日本大震災でも救援の活動をされたようで「しんちまち」というのがどこか聞き忘れたが、そこで救援活動をしていたらしい。

 この池上女史の説明終了後に、外国人の避難所殺到の困難さを聞いてみたが、妙案はないようであった。

 お昼休みには、講習会場で昼食をいただいた。

 トイレに行った時に、隣に20歳前後の若い受講者がいた。
 他の人と話ができているか聞いたが、なかなか話題の糸口を見つけにくいようであった。
 出身とか名前の珍しい名前等をキーポイントにすればいい、とアドバイスしておいた。
 このような講習会では若い人が少ないので、貴重な戦力であろうが、他の年配者と何を話していいかわからないようであった。

 午後は「防災まち歩き〜防災マップづくり」ということで、最初に井上氏が説明した。
 地図を持ってまちを歩き、地震等の災害時に課題や心配なこと、また役に立つものや施設を探し、地図に書き込んだり、写真に撮ったりして記録する、と説明した。
 そのために3班に分かれた各班で、班長1名、発見係全員、記録係1〜2名、カメラ係1名、交通安全係1名を決めるように、とのことだった。
 私はどれにも入らず、班長を補佐する副班長ということになった。
 また、時間が14:40までに帰還するというので、タイムキーパーも兼ねた。
 班長は私の隣にいたI氏が風貌的に班長らしいということで、私が推薦したら即決した。
 歩くコースは笹塚コース、幡ヶ谷コース、上北沢コースの3つのコースで、どのコースを選ぶか希望して、笹塚コースは2つの班が希望し、じゃんけんで勝って、私のいた2班が笹塚コースとなった。
 見るポイントは避難所、公園、防災倉庫、AED、屋外スピーカー、スタンドパイプ、防火水槽、応急給水槽、井戸、広場、コンビニ、GS、銭湯等である。

 私たちの班はブロック塀、補強した消防学校のブロック塀、消火器、防災倉庫、鉄条網、公衆電話、ガラス窓のビル(ガラスが割れて降ってくる危険)、帰還支援ステーションとしてのコンビニ、AED、消火栓等を発見した。
 それらを講習会場に戻ってきて、模造紙の上に、デジカメで撮った画像とその箇所の解説の付箋紙とを組み合わせた図を作った。
 各班ともに同様の作業を行い、16:10から各班の発表を行った。
 私の班はI班長が発表を行い、私はその補足をするということでI班長の横で待機した。
 班長発表後に、その他ということで、ブドウがあった家、植木鉢があった家、照明が少なく暗い場所があったこと、帰りに消防学校の横でギターを弾いている人がいたという印象を述べた。

 こうしてカリキュラムのすべては終了し、その後、修了証授与となった。
 23人すべてに修了証が授与されて、お疲れ様という一言で、今回の災害時支援ボランティアのリーダー講習の2日間の日程を終了した。

 今後経験を積んだ後にコーディネーター講習があるのだが、どうしようかと思っている。
 私はリーダーとして仲間をぐいぐい引っ張っていくタイプではなく、作戦参謀のように陰に回ってリーダーを支えていく、今回の副班長のような立場が一番ぴったりくると思っている。
 まだ数年先であろうが、コーディネーター講習のことを考えて、迷ってしまった。
 まだ時間的な余裕があるので、いろいろ考えてみたいと思う。

 余談であるが、この講習の翌日に大阪北部で震度6弱の地震があり、ブロック塀が倒れて小学生が死亡という報道があった。哀悼の意を表するものである。
 ブロック塀に関して指摘したばかりのことが実際に他所で起こってしまったようで、どこにでも起こり得ることと、防災の意識を持つことの重要性を改めて感じた。


<災害時支援ボランティアのリーダー講習の概要>
 1.日時:2018年(平成30年) 6月16日(土)9:15-16:10、6月17日(日)9:15-16:30の2日間
 2.場所:東京消防学校(京王新線幡ヶ谷駅近く、渋谷区西原)
 3.主催:東京消防庁
 4.対象者:災害時支援ボランティア登録後1年以上の経験を持つ人、または3年以上の経験を持つリーダー再講習の人
 5.費用:無料
 6.カリキュラム
  (1)6/16(土)実技主体
   9:15-9:30   オリエンテーション
   9:30-12:00  実技訓練
   12:00-13:00  昼食
   13:00-15:30  実技訓練
   15:30-16:10  閉講(リーダー再講習の人のみ修了証交付)
  (2)6/17(日)座学主体
   9:15-9:30   開講
   9:30-10:00  講義「災害時支援ボランティアのために」東京消防庁 高宮恭一氏
   10:00-12:00  講義「ボランティアの理念」東京YMCA 池上三喜子女史
   12:00-13:00  昼食
   13:00-16:10  講義・実習「防災まち歩き〜防災マップ作り」
             防災ネットワークプラン 井上浩一氏
   16:10-16:30  閉講(リーダー講習の修了証交付)
                                    −以上−

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