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zoom RSS ユニバーサルデザインワークショップ(UD・WS)第1回に参加

<<   作成日時 : 2018/06/10 08:23   >>

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 江東区主催のユニバーサルデザインワークショップ(UD・WS)第1回に参加した。

 今年4月の初めに江東区のHPに、このワークショップの案内が出ていた。
 また、メールでも今年のワークショップの案内が来ていた。

 ただ、ちょっと考えてしまった。
 昨年1年間約8回のワークショップで何か得たものがあったか、また防災、ユニバーサルデザインに関して何か収穫があったか、と思っても、これといったことが思い浮かばなかったためである。
 申し込み期限が5月6日となっていたので、4月30日に申し込みした。
 なぜ申し込んだかというと、障害者のことを多少理解できたと思ったことを思い出したためである。
 しかし、外国人に対する防災意識の発掘とか防災ボランティア活動組織の構築は何もできていなかった。
 今年も徒労に終わる可能性は高いが、「迷った場合には飛び込んでみる」というスタンスに沿って申し込んだ。

 第1回のワークショップは5月27日(日)午後13時半からであった。
 開催場所は江東区文化センターと思い、少し早めに出かけたが、センターに着いて掲示板を見ると、このワークショップのことが何も掲示されていない。
 慌てて一旦家に帰り、メールで確認した。
 やっぱりあそこだ。
 再度出かけてセンターに着いて、今度は迷わずに6階に行くと、そこはやはりワークショップ開催場所であり、すでにワークショップは始まっていた。(6階の行事の掲示が出ていなかっただけのようであった。)

 プログラム概要は末尾に添付する。

 おおよその進行を説明すると、ワークショップの目的やスケジュール説明、ゲスト講演、グループ討議、討議結果発表の4項目である。

 すでにワークショップの目的やスケジュールの説明は始まっていたが、昨年参加しておおよそのことは理解できているので大丈夫であった。

 昨年は深川江戸資料館、砂町銀座、富岡八幡宮、夢の島の4コース散策であった。
 今年は豊洲等東京オリンピックが開催される臨海部の散策と平成27年度に作成した亀戸・門前仲町マップの検証という2つのミッションがあるらしかった。

 私は遅れて行ったので、班は人数が少なめの3班に配置された。

 概要説明の後に、ゲストの講演が2つあった。

 ゲストの最初は伊藤女史で、いきなり英語であいさつし出したが、司会に止められて日本語で話し出した。
 外国で働いた経験が長いらしく、英語は流暢にしゃべれるようであった。
 今は旅行イベント会社を経営しており、”Connect with the neighbors”(ご近所さんとつながろう)というキャッチフレーズの下で、深川を外国人によく知ってもらおうと、異文化体験イベントを紹介したりしているらしかった。
 伊藤女史は江戸の町づくりから歴史を順に説明し、深川の歴史にも明るいようであった。
 外国人に深川の良さを知ってもらうようなイベントや穴場紹介等の小旅行を斡旋する会社を立ち上げているようだった。
 質問で民泊をどう思うか聞こうとしたが、質問時間はなかった。
 この日の午前に、私の住んでいるマンションの総会があり、民泊の禁止を決議したばかりであったからである。
 後日、TreckTreck宛に外国人の防災ボランティアのことに関してメールを出してみたが、未だ返事は返ってきていない。

 2番目のゲストのズキ女史にはちょっとびっくりした。
 南アフリカ出身の黒人女性というだけでなく、車椅子の身体障害者だったからである。
 ズキ女史は東洋大学の留学生で、障害のある人のアクセシビリティ(施設までの行程や施設のバリアフリー度等を研究)、雇用、社会サービスの研究をしているという紹介があった。
 スピーチは英語であるが、区役所のカナダ系中国人らしいS女史が日本語と英語がペラペラで、適宜通訳してくれた。
 地下鉄で通学している。
 ほとんどの情報はいらない情報とわかった。
 駅員を呼ぶのは自立を阻害するのでできるだけ呼ばない。
 駅の表示は日本語と英語の両方が表示されてわかりやすい。
 ホームと電車の間のスロープは困った。
 電車に乗っていると周りの人から避けられることがある。
 ギュウギュウ詰めになるのに私の近くに寄らない。
 反対に私の髪に触る人もいる。慣れるにはいいかもしれない。
 エレベータでは乗る順番を考えてくれない。
 日本語でしゃべれるように頑張ってはいる。
 最初のあいさつもたどたどしい日本語で話していた。
 ボディランゲージやジェスチャーによるコミュニケーションでもいいかもしれない。
 10分、15分くらい余裕をもって出かける。
 駅のエレベータは端にあるので遠い。
 車いすがトイレを利用できない病院がある。
 プライバシーをしゃべられることがある。クリニックに行った後に薬局を訪れると通訳を連れてきて、と言われる。
 傍に英語がわかる人がいても、その人が勝手に判断して私のプライバシーを薬局の人にしゃべってしまう。
 他人にしゃべって欲しくないこともある。
 ハードだけではなく、ソフトも大事である。
 店で店員にスペースを取るから帰って欲しいと言われたこともある。
 同じ場所に行くと、他の場所には情報が広がらないからいろんな場所に行くようにしている。
 事前に車椅子であることを連絡しても、階段式の車が来たりする。
 バリアフリーを期待しているわけではない。
 カラオケやレストランは車椅子が入れないところも多い。
 クリニックの車椅子を仕方なく使ったこともあるが、タイヤが小さく他の人に押してもらわないといけなかった。 
 病院が平日に閉まってしまう。
 私の国では24時間対応してくれる。
 タクシーは英語がしゃべれる人が多いので助かる。

 外国人で車椅子の障害者という二重のハンディキャップを持っているのに、考え方がポジティブなので、健常者の自分と比べて負けているな、と感じた。

 Aの「グループワーク」では各自の自己紹介と平成27年度の亀戸や門前仲町のマップをみて話し合うという説明があった。

画像

          図1平成27年に作ったマップの一例(亀戸天神の例)

 配布されていた資料には、キーワードとして、「マップの方向性」、「誰が使うのか」、「何の目的で使うのか」、「どんな情報が必要か」というような文が並んでいた。

 私たち3班には、その時に外国人がいなかった。
 シャッフルということで、東南アジアのR氏が来た。
 彼の通訳も兼ねて、車椅子に乗ったアドバイザーのK教授も一緒に来た。
 私は自己紹介で、昨年も参加していたことを言い、マップについては情報が過多でかえってわかりにくい、キャッチフレーズのようなものがよいといった。
 私と同じ考え方をする人がいてちょっと驚いた。
 「誰が何の目的で使うのか」、「どんな情報が必要か」というようなことについて、ワイワイガヤガヤ議論した。
 各自の意見を付箋紙に書いて、それを模造紙の上に貼っていき、似た意見は一か所に集め、グルーピングした。
 ワークショップでよく使われる技法で、去年も今年も似たようなやり方で意見集約していた。

 続いてBの「発表と意見交換」になった。
 1班の人は何か防災のようなことを議論していた。
 2班はピクトグラム(絵文字:トイレのマーク等)の利用等について発表していた。
 私のいる3班はM女史が発表し、ハラルに注意、案内所があるといい、と発表した。
 このハラルというのはイスラム用語で、許される食事等の意味のようである。
 イスラムの人は豚を食べてはいけないので、レストラン等はこうした食材の注意が必要なのである。
 4班はクリニックのトイレがバリアフリーになってない、等を発表した。
 5班はコミュニティサイクルという自転車レンタル制度(江東区の数か所でこうしたコミュニティサイクルの場所が整備されている)のこと等を発表していた。
 6班はやはりハラルという用語や絵の地図の利用等を発表していた。

 こうしてUD・WS第1回は終了した。

 今後の日程について簡単に書いておく。
   @5/27(日)PM、A6/24(日)PM、B7/21(土)AM、C7/21(土)PM、D9/1(土)、E10/13(土)AM、F10/13(土)PM、G11/18(日)PM
となっている。
 また適宜参加した時の様子を書いていくつもりである。

 なお、昨年の参加者で今回も参加した人にはA4で50ページの活動記録と、成果物としてのUD・WSのパンフレット「みんなでボランティアを楽しもう!:UD TRY!」が途中で配布された。
 後で見て、ちょっと懐かしい気がした。

 今後もこのワークショップに参加して、外国人の防災に対する意識付けを試みてみたいと思う。

<ユニバーサルデザインワークショップ(UD・WS)第1回プログラム概要>
 1.日時:2018年(平成30年)5月27日(日)13:30−16:30
 2.場所:江東区文化センター6階会議室
 3.主催:江東区役所まちづくり推進課
 4.参加者:江東区民、相談員、外国人ゲスト、区職員
 5.プログラム:
  13:30 開会あいさつ
  13:35 今年度の進め方、趣旨と取組の内容
  14:00 @講座
        講師1:伊藤薫女史(外国人への深川の小旅行案内グループTreckTreck代表)
         講師2:ズキ女史(南アフリカ出身の留学生)
  14:50 休憩
  15:00 Aグループワーク
       (a)グループ内自己紹介
       (b)マップの方向性 モノからコトへ 門前仲町と亀戸のマップを参考
  16:00 B発表と意見交換
  16:25 事務連絡、アンケート記入
  16:30 終了
           −以上−

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