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zoom RSS 国民投票学習会に参加

<<   作成日時 : 2018/02/25 10:44   >>

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 国民投票学習会に参加した。

 1月末に江東・生活者ネットワークから上記のタイトルの勉強会のお知らせ(2/18(日)開催)が来た。
 この江東・生活者ネットワークという団体は江東区の政治の草の根グループのようで、今はずし和美さんという方が江東区議会議員として活動している。
 前回の選挙では別の人が議員になっていて順番に立候補しているらしい。
 私は別に政治そのものにそんなに興味があるわけではないが、防災のことに関して、このネットワークに意見を送ったら、それから時々郵便物が届くようになったのである。

 昨年10月の衆議院議員選挙で「憲法改正」を公約に掲げた安倍自民党が野党の混乱のなか大勝して、安倍首相は年頭会見で「いまこそ」と自民党憲法改正案の国会提出に意欲を示した。
 これは危ない方向に向かっているな、と感じたので、少し国民投票に向けて勉強しておいた方がいいと思って、メールで申し込みした。

 2月18日(日)は晴れていた。
 会場には開始1時間前には着いていたが、1階ロビーで本を読んでいた。
 30分前に受付に行き、資料代500円を払って資料を受け取った。
 簡単なプログラムを末尾に添付する。
 会場には15人くらいいたように思う。

 講演者は今井氏一人で延々としゃべった。
 選挙と国民投票の違いは何か。前者は人を選び、後者は内容を選ぶ。日本は今まで国民投票を1度もやったことがない。
 大阪は都構想で住民投票をやった。
 外国ではしょっちゅうやっている。
 イギリスでEU離脱の国民投票をやったことは記憶に新しい。
 今井氏は2012年にリトアニアに行った。
 リトアニアでは日立の原発の建設の是非の国民投票を行った。原発反対の緑の党は当選しなかったが、原発建設反対が過半数を占めた。
 福島原発事故の翌年であるから、当たり前といえばいえる。多分この結果は尊重されるだろう、とのことである。
 ヒトラーは独裁者と思われているが、実は選挙で2回第1党になっている。
 日本の国会議員はリコールはできない。
 地方議員はリコールできる。
 スイスは春夏秋冬で国民投票をやっている。投票率の低い時は25%、高い時は70%(主に軍事関係、スイスは国民皆兵だったと記憶している。)となる。
 これらのことから、最低投票率を設けるべき、との議論もある。
 日本の民放、例えばテレビ朝日の報道ステーションにCMを入れようと思うと、月に600万円くらい必要となる。
 金持ちの政党が有利、との意見もある。
 フランスもスイスも選挙のTVCMは全面禁止である。
 スイスの国民投票には選択肢が3つある等、9条是か非かでなく、3案とか4案とかを提示すべきである、との結論であった。
 また、今自民党が動いていて、さて投票となって反体制側が動いても泥縄式であるから、今から自民党に対抗するような案を用意しておくべきであるということであった。
 1案としては新9条案(自民党との違いは集団的自衛権を認めない)で対抗する。
 2案目は現行の9条のまま、というものである。2案目で活動している人もいる。

 集団的自衛権を認めるかどうかは議論が分かれるところ、と私は思う。
 素直にみれば、拡大解釈すればどんどん侵略的な行動も可能になるような危険をはらんでいる。
 一方で、尖閣諸島における中国の挑発活動、竹島における韓国の占領状態をみると、相手方は明らかに日本の憲法の9条を逆手にとっている印象はある。
 手出しができない、ということで、自衛隊は飛行機がスクランブル発進しても、警告を出すくらいしかできない。
 以前読んだ岬美由紀シリーズで、主人公の岬美由紀は元自衛官で空軍パイロットという設定だったので、この辺の微妙な心理をかなり描いていた。

 私は戦争を知らない世代で、戦争といえば、父が通信兵で出征したことや教育勅語を丸暗記していたこと、父の兄(伯父)が戦死したこと、そのために伯父が経営していた佃煮工場については、共同経営者だった(?)父は経営がわからず倒産して、私の一家は貧乏していたこと、親戚の人でシベリア抑留を経験した人がいたが、戦後ほとんどそのことをしゃべらなかったこと、母が8月6日朝に西の空が明るかった(原爆が広島に投下された)と言ったこと等しか知らない。
 戦争の悲惨さを直接知らないために、戦争の起きる可能性について、我々の1世代上の戦争経験者のように、もう二度と戦争は嫌だ、というような強烈な思いはないかもしれない。
 しかし、父や母から聞いた戦争にまつわる伝聞は多少なりとも歯止めの役目をしているかもしれない。

 では私たちの子どもはどうであろうか。
 少なくとも私は息子や娘に父や母たちの世代が戦争で苦労した、というような話をした覚えはない。
 ひょっとしたら学校で少しは習っているかもしれないが、おそらく原爆被爆者の過酷な体験のようなことは省かれているであろう。
 だから、戦争が悲惨なものとの印象はあっても、戦争反対と強く叫ぶ人は少ないかもしれない。
 今の若い人は戦力としての自衛隊を認める人が20代や10代で90%と多いらしい。

 質疑応答で、私はアメリカ・トランプ大統領の世論調査で間違えたことから、世論調査はどうも信用しにくい、また、昔選挙権は10円以上の税金を払った人のみが選挙できた、今の人は選挙が権利と思っていなくて、義務と思っているように思うから、選挙する権利を獲得するためのセンター試験のようなものが必要ではないか、と言った。
 前者に関しては、今回挙げたようなデータは対面調査で得たものだから、アメリカの世論調査のような固定電話に基づくものではないので大丈夫、との答えだった。
 後者の質問については、ちょっと怒ったような雰囲気があって、この場の質問にはそぐわない、との回答だった。
 インテリによく見られる、自分にとって想定外の質問を聞かれると、正直にそんなことは考えていないとは答えないで、はねつけるような物言いになってしまう。
 そのため、今井氏は許容範囲の狭い人なんだな、という印象をもってしまった。

 ただ、憲法9条の国民投票ということはひょっとしたら、今年のうちにもあるかもしれないので、今後もこうした勉強会があれば参加して、もっと踏み込んだ意見、または現行の流れとは違う見方等も探してみたいと思う。


「国民投票学習会−9条改憲!?決めるのは私たち国民」
 1.日時:2018年2月18日(日)13:30〜16:00
 2.会場:江東区総合区民センター 6F第2研修室 (都営新宿線西大島駅上)
 3.資料:500円(事前申し込み要)
 4.プログラム
   司会進行 薗部典子氏(江東・生活者ネットワーク代表、前区議会議員)
  13:30 開会のことば ずし和美(江東・生活者ネットワーク所属区議会議員)
  13:35 講演 今井一氏 ([国民投票/住民投票]情報室 事務局長)
  15:05 質疑応答
  16:00 閉会
 5.補足:
   解釈改憲に対して「『戦争放棄』『絶対平和主義』を憲法9条に標榜しながら、戦力としての自衛隊を保持し、アメリカとの軍事同盟を肯定するという欺瞞に他ならない(国民投票の全て/今井一編著)」と断じ、国民の意志が反映される国民投票法へのルール改善を求めています。
 2018年、「国民投票」について学ぶことを一歩に、どのような日本を、江東区を創っていくのかを、たくさんの方たちとともに考え行動したいと思います。
      −以上−

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