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zoom RSS 災害ボランティアの活動

<<   作成日時 : 2017/11/19 17:23   >>

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 災害ボランティアの活動を行った。

 防災士の活動の一環としての災害ボランティア活動である。

 人工呼吸の講習と消防訓練の2件について書く。
 この2件は下記の行事の中で行ったものである。
  (1)「江東子育てメッセ」(2017/11/12(日))の中の防災コーナーに参加
  (2)深川消防署の消防訓練(2017/11/18(土))

 まず(1)については今年9月26日に深川消防署よりメールが来た。
 「江東子育てメッセ」で応急救護コーナーで講習を行うので、参加の有無をメール付属の出欠票ボード(メールの出欠票の部分をクリックすると出席有無連絡のボードに飛び、そこで出欠の入力を行う。)で行うので、そこに参加の回答を行った。

 11月12日(日)は晴れだった。
 10時江東区文化センター集合とあるが、PETボトルのお茶500mlを1本買って、9時半頃に行った。
 1Fの運動場かと思ったが、行ってみると災害ボランティアの他の人がもう来ていて、3Fに上がってください、とのことだった。
 3Fに上がり、小ホールに行くと、応急救護コーナーがあった。
 そこには、大人と子どものファントム(講習用のマネキン)とAED(除細動器)が4セットおいてあった。
 何をすればいいのか確認すると、消防署の女性職員が教えてくれた。
 子育て中のお母さんや子どもが多いので、誤飲への対処と子ども用の応急救護をして欲しい、とのことだった。 誤飲とは1歳前後の赤ちゃんがその辺にあるものをすべて口に入れようとすることで、プラスチック等がのどにつまることである。
 この時に慌てて手を突っ込むと逆に喉の奥に押し込んでしまうので、そういう時はうつぶせにして、左手で子どもの股をくぐらせて、左手で子どものあごを支えて、少し頭を下にした状態で、右手掌で背中を押し上げるように叩く、ということである。

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          図1 誤飲の場合の対処のイメージ

 大人の意識不明者の救護措置は習ったが、赤ちゃん用のことは習っていなかったのでその場で教えてもらった。
 大人の場合は意識のない人がいた場合は、「大丈夫ですか?」と聞いて、応答がない場合はかがみこんで、息をしているか確認する。
 息をしていないとわかれば、胸の左右の乳首を結ぶラインのちょうど中間地点を左手の掌を当てて、その上から右手を添えて上から体重をかけながら胸骨圧迫をする、30秒に1回くらいマウストゥマウス(対象者の口に口を当てて)人工呼吸をする、その間にAEDを持ってきて、電気ショックを加える、という手順である。

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          図2 大人の場合の胸骨圧迫

 1歳未満の赤ちゃんの場合は、両乳首のラインの真ん中の部分の指1本分下の部分を中指と薬指、または人差し指の2本の指で押してやる、とのことだった。

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          図3 赤ちゃん(1歳児未満)の時の胸骨圧迫の場所

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          図4 赤ちゃん(1歳児未満)の胸骨圧迫のイメージ

 また、AEDは大人の場合は右肩と左わき腹に貼るのが通常であるが、赤ちゃんの場合は腹と背中に貼るという違うパターンであった。
 消防署の職員6人くらい、災害ボランティア6人くらいが来ていて、交替で「江東子育てメッセ」に来ているお母さん方に応急救護を教えるというものだった。

 そこで、まずシナリオを考えた。
 家にいる場合と公共の場での両方での対応が必要となる。
 家にいる時に子どもが意識を無くした場合は、お母さん一人であれば、まず救急車を呼ぶこと、それから玄関のドアを開けておく、それから、応急措置として上記の胸骨圧迫とAED(家庭ではまずないが、マンションであれば、備えている可能性もある)を準備して動かす。
 家の中でも二人以上の大人がいれば、AEDや救急の準備、胸骨圧迫等を交替でできる。

 公共の場で異変が起きた時はすぐに周りの人を呼ぶことが第一である。
 「誰か助けてくれ!」と大声で呼べば、何かあったということで周囲に人が集まる。
 その中で、救急車を呼んでもらい、駅などであれば必ずAEDが備えられているので、AEDを持ってきてもらう。
 その間に胸骨圧迫と人工呼吸を休むことなく行う。
 確か以前の講習で、5分以上脳に酸素がいかない状況になれば脳が死んでしまう、と記憶にある。
 圧迫し過ぎて胸骨が骨折したらどうするのか、と聞くと、骨折は1か月くらいで治る、脳が死んだら回復不能であるから、骨が折れてもかまわない、と聞いた気がする。
 とにかく胸骨圧迫と人工呼吸、それとAEDを救急車が来るまで行い、救急車が来たら引き継ぐ、ということである。

 ここでAEDについても、開けると自動的に音声が流れて行動の指示をしてくれるものと電源スイッチを入れないといけないものがあった。
 また、小児用と大人用の切替スイッチがあるものもあった。この場合の小児用とは1歳未満らしい。

 AEDの使い方は電源スイッチを入れると音声が流れてくる。
 10p角のシール状電極のカバーをはがし、2つの電極を意識不明者の右肩と左わき腹にセットする。
 すると、AEDが自動的に意識不明者の心臓の診断を行い、もし電気ショックが必要な場合は離れてください、という声が流れ、AEDの中心部にボタンの点滅部分ができるので、そのボタンを押す。
 それを押して、また胸骨圧迫と人工呼吸を行う。
 その間にAEDは診断、という流れを救急車が来るまで繰り返すのである。

 この公衆用、家庭用のケースの2種類について、それぞれの応急救護を講習するのである。

 しかし、「子育てメッセ」にきているお母さん方は私たちの応急救護コーナーにあまり近寄ろうとしない人が多く、消防の人が数人くらい客の呼び込みをしていた。

 隣の方がショーコーナーでショーが始まると、周りの声が聞こえなくなる。
 だから、こちらの説明も大声になる、とか、AEDをお母さん方の耳元まで持っていって音声ガイドを聞いてもらう、ということを行った。

 昼休みには6階に上がって、休憩室で弁当をいただいた。
 この時に災害ボランティアの一人が他の活動もしている、とのことで、太極拳とカラオケの集まりを紹介してもらった。
 太極拳が身体にいいのはわかっているが、時間が早朝であり、遠くの場所であったので遠慮した。
 カラオケは無料で、しかも通常の時間帯で比較的近くの場所であったので、参加してみようかと思った。(後日参加)

 午後も午前と同じことを繰り返した。

 来ている人もお母さんとその子どもが多いが、時には夫婦連れで1歳未満の子どもをおんぶしながら、というので、胸骨圧迫と人工呼吸が難しいこともあり、そういう時に男性が子どもをおんぶしてお母さんが胸骨圧迫と人工呼吸実習ということもあった。
 待っている子ども用に絵本も用意していたが、役に立ったかどうかは知らない。

 また、応急救護での「誤飲」対処や胸骨圧迫と人工呼吸などのやり方を書いたパンフレットを配っていた。

 3時半くらいに終了となった。

 片付けということでは大人用のファントムを分解していた。
 足を分解して、旅行用スーツケースのようなものに入れていた。
 赤ちゃん用のものはそのまま入れたと思う。

 災害ボランティアの人はその後何人かは飲みに行ったようであるが、私は子どもたちと夕食をする予定があったので断った。


 (2)については、10月21日に深川消防署よりメールが届いた。
 11月18日(土)に消防訓練を行うということだけで、時間指定がなかった。
 あれっと思った。
 11月12日の講習の時に顔見知りの消防署員に聞くと、朝早い、ということだけ教えてくれた。

 どうなるのかわからないままいると、11月15日にメールが届いた。

 朝の7時半から8時までに深川消防署に参集とあった。
 そのうち4名ほどは豊洲で放水訓練(豊洲までは署から車で送迎)とあり、放水訓練の人は長靴・着替えを持参のこと、とあった。
 着替えは持っていかず、靴は廃棄寸前の靴があったので、いざとなればびしょ濡れは覚悟して、靴は廃棄すればいいと思って、参集した。
 途中でPETボトル500ml1本を買って、朝7時半ちょうどくらいに着くと、3Fに小会議室があるので、そちらに行ってください、とのことだった。
 署内は結構あわただしい様子で、どうも署全体の訓練らしかった。

 3Fに行くと、名簿が用意されていて、それに名前を書いた。
 そのまま待っていると、災害ボランティアが10人くらい集まった。
 その中で豊洲に行ける人を募ったので、行くことにした。
 10人中6人が行くことになった。
 その中の一人は聴覚障害者でイチロー選手に似たハンサムな人で、もう一人が手話ができる女性ボランティアであった。
 消防署員2名(男性と女性1名ずつ)が車に一緒に乗り込んで出発した。

 今回の放水訓練は潮水を使ってやる予定であったが、豊洲が干潮で3mくらい下なので、おそらく届かないだろうから、消火用水で放水することになるだろう、との説明があった。
 移動型消火ポンプを乗せたライトバンのような大型の車で移動した。

 乗る前にライフジャケットを着ることになった。
 万が一海に落ちた場合の準備である。
 私は下着、セーター2枚(薄着と厚着)、背中に災害ボランティアのネームの入ったジャンバーの上にライフジャケットを着て着ぶくれし、車内も暑かった。

 でも豊洲に着いた時は海岸沿いの波止場のようなところで、潮風が冷たく、厚着でちょうどいいくらいになった。
 岸壁から少し離れたところに車を止めて、そこから移動型消火ポンプを岸壁の消火予定場所まで運んだ。
 この日の予定は9時半から10時半まで放水訓練、深川消防署長が来た時点で中止し、それから以降はホースを5本つないで放水できるかをやってみる、とのことだった。

 岸壁に行くと、潮がそんなに引いてなくて、何とか取水用のホースが届く範囲であったので、海水で放水、ということになった。
 取水ホース、放水ホースを移動型消火ポンプにつないだ。
 ポンプの台車はストッパーで止めて、またすぐ近くのもやい綱を結ぶボラードという突起(うさぎの耳の形)にロープを結んで固定した。
 それから、消火ポンプの起動の仕方を練習した。
 これは消防署でも一度やったことがあるのだが、忘れていた。
 手許にある災害ボランティア用のマニュアルを見ると、電源をONにし、燃料コックを開く、スロットルレバーを始動にして、スターターロープをひく。
 このスターターロープが曲者で、なかなか起動しない。
 私や消防署員の男性がやって数回やってやっとかかるようなもので、災害ボランティアのうち3人は女性であったが、力が弱いので起動できなかった。
 ポンプが起動すると、給水レバーを引いて、海水を給水できることを確認した。
 その後に放水弁ハンドルを開いて放水開始となる。

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          図5 移動型消火ポンプによる放水のイメージ

 今回の放水は岸壁から海に向かって放水した。
 海からの風が結構強くて、放水が押し戻されて潮水を結構浴びた。
 放水が始まると約1時間続けるということなので、放水担当と放水補助者(放水担当者の横にいてホースが折れないように支える)は一定時間で交替した。
 交替の時も放水を止めないで、放水担当者の左足の右側に交替者の左足を差し込んで、交替者の左手を放水担当者の筒先の少し手前で握り、握ったことを確認して、放水担当者は手を放す、という手順を取った。
 放水担当者は左足を前にして少し前傾し、ホースを右の腰の辺りに据えて安定させると習った。
 これらの作業をする前に雨がぽつぽつと降ってきたので、ライフジャケットの下にレインジャケットを着込んでいた。
 だから、余計着ぶくれになって、動きにくかった。

 波止場には他の消防団のメンバー数人のグループが5グループくらいあって、彼らは海の水ではなく、タンクローリーで運んできた水をビニール型消火用水に入れて、それを放水するという、かなり手の込んだ放水を行っていた。
 潮水を使っているのは私たちのグループだけみたいであった。

 こうした放水を30分くらい続けた頃に深川消防署長が到着して、各グループの放水状況を見て回り、しっかり放水できていることを確認したので、全員放水を終了して、波止場で整列した。
 放水グループ5,6グループとそれらを後方支援する水補給グループなど10以上の隊列ができた。
 そこで消防署長があいさつし、その後解散となった。
 本当はこの後、ホース5本をつないで放水試験をするはずであったが、撤収命令を受けてしまい、試験を中止した。
 また車で移動し、深川消防署に戻ってきた。
 3Fの小会議室に戻った。
 ここでまた消防署長から災害ボランティアグループのみにあいさつしてくれた。

 その後、地震発生等の災害が発生した時の、深川消防署までの参集ルートの確認を行った。

 災害ボランティアは自宅から参集途中の道路事情・情報や火災情報を確認しながら参集する必要がある。
 防災地図に参加者の自宅から深川消防署までの参集ルートをマジックで書き込んだ。
 参集ルートで空白地帯が何か所かできていたので、その付近に住んでいる人は少し迂回ルートをたどって参集するように依頼された。
 参集してきても、ご飯の準備はない可能性が高いので、レトルト食品などを自分で持参すること等を確認した。
 また、参集した場合には、受付名簿も自分たちで処理し、また、消防署に入ってくる情報の整理のための署員のアシスタントとしての役割を説明された。

 これらの説明が終わると、皆で1Fに移動し、非常食のお昼ご飯を食べた。
 また、豚汁が出た。
 ご飯として、五目御飯であったが、最近食べたレトルト食品の中では結構おいしい部類のご飯であった。

 食事が終わると、各自三々五々解散となった。

 私は家に帰ると、履いていた靴は捨てた。
 災害ボランティア用ジャンバーと手袋、靴下は下着と共に洗濯した。
 ヘルメットは風呂場でシャワーをかけながら洗った。
 潮水に浸かった衣類等は塩分がたくさんついているためである。
 メガネの表面をみると、白い塩分が斑点状に見られたので、洗面所で洗った。
 夜にはしっかりお風呂に入った。

 以上のような活動の中で、天候不順のために中止になったこともある。

 今年の10月22日(日)に南陽小学校で江東区総合防災訓練がある予定であった。
 また10月28日(土)の「江東区民まつり」でも防災活動をする予定であった。
 両件ともに台風が来たために中止となった。
 区民まつりでの防災訓練は実施したが、台風上陸予定で雨も予想されていたので、規模縮小して実施、ということで、災害ボランティアの参加はなし、となった。

 10月は少し時期外れの台風のために、予定がかなりだめになった。
 ただ防災という観点からすると、こうした悪天候でも実施するというのが防災上では必要と思うが、実際はケガやトラブル発生を怖れて中止になってしまうようである。

 これからも防災の観点からこうした活動に極力参加したいと思う。
   −以上−

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